「文字を大きくすること」。
文字を打つテキストエディタの、
ポイント数(級数)を大きくしてもよいし、
表示を拡大してもよい。
一行20文字程度の原稿用紙くらいまで、
文字を大きくしよう。
そうするとね、
「たくさん書いた」気になるのさ。
ブラインドタッチや新配列をマスターするとき、
「それまでのやり方だと、
もっと早くたくさん打てるのに」というジレンマとの戦いがある。
新しいやり方を覚えようとしてるんだから、
前の方がまだ速いのは当たり前なのだが、
「だったら前のままでもいいじゃないか」
と、つい楽な方に人は逃げがちになる。
「やっぱやーめた」まであと半歩だ。
電車で行けるのに徒歩で行く人は、
余程のモチベーションが続かないと無理だ。
だから、
徒歩を鍛えて、それが電車より速くなるまでは、
電車と比較しない方がよいのだ。
ということで、
「最初に字を書いていた環境」にしてしまうのである。
それはつまり小学校くらいの、
原稿用紙だ。
原稿用紙はもうずっと使ってない人が多いけど、
プロはいまだに使う。
正確には常用しないだけで、
感覚として原稿用紙の文字数がわかる程度には鍛えている。
(今何枚分書いたな、などと見ずに把握できる)
それには、一行20字が、
日本語を書くには丁度いいのだ。
qwertyのようなデファクトと違い、
原稿用紙はそれなりに工夫を経てきている。
日本語を書くのに丁度いいようになっている。
2行や3行書くのが苦しいはずだ。
それって、小学生の作文レベルってことさ。
文字を大きくし、
改行を20文字に設定しよう。
スラスラ書いてる気分になってくるぞ。
そのギアを外すのは、
10分で1枚半、600字書けるようになってからでよい。
これくらいが、「はやい」の基準だ。
いつのまにか、一駅ぶん行くのに、
電車に乗る必要性がなくなっていることだろう。
(ここから先がタイピングの世界になる。
僕は今30分で2000字書く。
トップスピードだけだと10分1200字程度。
これは説明とか日記の文章で、
物語創作では全然落ちる)
2018年04月16日
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