ちょっと俯瞰的視点に立って、
薙刀式の魅力ってなんだろうと語ってみる。
1 拗音の速さ
2 同時打鍵シフトが人差し指に統一されたところ(v6以降)
3 運指がたまに爆速
1 拗音の速さ
こないだ初めて「集中力」って言葉を打ったんだけど、
その爆速具合に自分でびっくりした。
【R,】L【G,】L【EI】H
の運指。【】は同時押し。
「しょうがない」も爆速。
【RI】L【FJ】MK
だ。速い運指の代表「が」「ない」も入ってて、
思考より速く打てることが多い。
脳が「しょうがない」とか「集中力」とか考えるより、
多分指の方が速い。
こういう言葉で時間的に得をして、
脳の方に集中できる。
脳が指を待つ状態は良くないと思う。
指が脳を待つのが、物書きの理想だ。
まだ100%そうなってないが、
拗音がらみはもうそうなっている。
薙刀式の拗音同時押しは、
「しょ」なら「し」「よ」同時押しと、
「使う二つの(大)文字を同時押し」である。
(濁音、半濁音なら更に濁音、半濁音キーと三つ同時押し)
記憶負担はほぼ0なのがよい。
拗音は出現率(3%)のわりに、
バリエーションがとても多い。
イ段カナ8+濁音4+半濁音1=13かけることの3で、
39の組み合わせがある。
従来までの拗音1アクション同時押し配列では、
拗音マトリックスを別に定義して、
全部覚える(下駄配列、新下駄配列)か、
イ段カナと、別のマトリックス同時押し
(蜂蜜小梅配列、姫踊り子草かな配列)
の二種類の方法しかなかった。
いずれにせよ、
(法則性はあるものの)マトリックス状のものを、
覚えないと使えなかった。
記憶負担はまあいいとして、
問題は運指の滑らかさまで行くには、
相当鍛えないといかないところだと思う。
頭が覚えてたって運指が滑らかになるまでには相当かかることは、
一度カナ配列をマスターした人には周知のことだと思う。
薙刀式の拗音は、
「し」の運指経路と「よ」の運指経路をそのまま使えるから、
運動経路を再利用している点で、
とてもエコなんだなあ。
新しい運動をほとんど覚えなくていい、
39もね。
ついでに「ょう」「ゅう」「ゃく」「ょく」などが、
アルペジオになので、
とても速く漢字熟語が打てるようになっている。
3%の出現率は快感に対して少なすぎるぜ。
もっと拗音を。
2 同時打鍵シフトが人差し指に統一されたところ(v6以降)
最新のv6から、半濁音小書きシフトが人差し指下段になり、
拗音外来音同時押しを除いた、
濁音化、半濁音化、小書き化は、
全て逆手の人差し指(中段、下段)に統一された。
これが快適。
俺はピアニストでないただのおっさんなので、
「指示を出すのは人差し指」というのがとても楽なのだ。
中指同時押し、薬指同時押しは、
僕の直感にやっぱり合ってない。
数千字はいいけど、数万字規模を書くなら、
楽な方がいい。
指差すときは、中指や薬指でしない。
やっぱり人差し指だ。
ほんとは普通のシフトや拗音外来音も、
全部人差し指でしたいぐらいだ。
(そのやり方を思いついたら実装するだろう)
さらにほんとはタイピングそのものも、
全部人差し指でやりたいぐらいだ。
嫌々、合理で他の指を強制的に使っているのである。
だって手書きで字を書くときは、
右の人差し指しか使ってないからね。
なるべくそのエネルギーに近づけたい。
3 運指がたまに爆速
「かも知れない」「でしょうな」「であるとして」「こういうことで」
とか、跳ねたように爆速。
それぞれの運指はちなみに、(『』はセンターシフト)
F『K』R/MK
【EJ】【RI】LM
【EJ】JIDRE
VLKLVD【EJ】
だ。
これらの運指は、もう僕の思考より速い。
この瞬間が快感だ。
思考より(たまに)速く書けてしまう道具がある。
それこそが新しい道具を使う意味だと思う。
qwertyローマ字?
あんなんで、こういうの出来るのかね。
もちろん超上級者は出来るかも知れないが、
そこに何%の人がいけるのか?
僕は薙刀式4ヶ月でタイプウェル総合Aランクでしかない
(昨日Bから上がった。今最高分速220カナ)が、
その状態で既にこの、
「指が脳より速い」を経験し始めている。
ここには、半年やれば誰でも来れるんじゃないかなあ、
と思うよ。
思考の速度は計測出来ない。
それは主観でしかないのが辛いところだ。
時間をつくって、
「思ったことを、ただだらだら書く」
という薙刀式打鍵動画を撮り、
このたまにある爆速の快感を捉えてみたい。
2018年05月10日
この記事へのコメント
コメントを書く