2018年05月16日

どんでんを返すには、その前提をひっくり返すこと

A→B→C→D…ときた話は、
Bをひっくり返しても面白くない。
Aをひっくり返すのだ。

飯をひっくり返すのではない。
皿をひっくり返すのではない。
ちゃぶ台をひっくり返すこと。
(家をひっくり返しても良い)



最近かかずりあっている話は、
どんでん返しがあり、
その前に挿入することで、
じらしを作ってきた。

で、そのどんでん返しの直前に、
何があると効果的かを考えると、
「どんでん返す前提を前提にした、
究極の結論が出る」
という状態だな、
と直感したわけだ。

A前提でこれまでずっと来たんだから、
Aの方向性で考えられる、
以後の結論はこれしかない、
という究極までギリギリ詰めてから、
Aじゃなかったんですよ、
となればなるほど、
驚きは大きくなる。

じゃ今までのはなんだったんだ?
と驚き、その真相を知りたくなる。

それがどんでん返しの構造だ。


どんでん返しでひっくり返るのは、
大きいものであればあるほど、
面白い。
お好み焼きと同じで、
一気に、大きくひっくり返すべきだ。
ひっくり返す途中でぐだったり、
割れてしまったり、
返すのに早い時に返してしまってはだめだ。

だから、
どんでん返しは、後半極まってから、
一番最初からのものを、
一気にひっくり返すのが、
一番面白い。

もっとも、
どんでん返しの面白さは、
どんでん返しシーンよりも、
「なるほどそうだったのか!」の構造にある。

しかし今はどんでん返しシーンそのもののコツの話。

前提から、一気にいくことである。



で、
そのどんでん返しをするためには、
最初のAからの仕掛けが必要で、
それがどんでん返されるとバレてはいけないし、
しかも序盤から興味をひき続ける焦点がなければ、
どんでん返すためだけの序盤になってしまう。
(「運命じゃない人」のどんでん返しはとても素晴らしいが、
どんでん返すための序盤が退屈で、結構辛い)

まあ、だからファーストシーンは一番難しいんだよね。



あと、どんでん返しを売りにするストーリーは、
続ければ続けるほど、
返すべき前提が減ってくる。
「伏線が尽きた」なんていい方をすることもある。
返すべきちゃぶ台も、畳も、
土台も、土も、地層も、地球も、
なくなってしまうと、
どんでん返すものがなくなってくるんだね。


今話した話は全部嘘だ。
(最初をひっくり返すこと!)


↑これはテクニックを示しただけで、
実際このあと何があるのかが、
どんでん返しの真の部分なのだ。
posted by おおおかとしひこ at 12:25| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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