この辺も常に揺れている。
パームレストは手首を固定するので楽だが、
届かないキーの時がピキッていく。(あるいは遅い)
リストレストは手首を解放し柔軟に打てるが、
常にフワフワしている不安がある。
(浮いてて疲れるイメージがある。止まり木がない不安)
結局、
配列と連動しているのではないか、
というのが今のところの結論。
今回試しているv7の設計方針は、
「運指の合理性を多少犠牲にしてでも、
左薬指を保護する」だ。
散々嫌っていたCの頻度を上げて、
XDあたりを減らすことに成功した。
で、Cを打つために前滑りしようと思うと、
手首固定のパームレストでは厳しく、
手首自由のリストレストにしたら、
うまくいった。
以前まで使っていた巨大一枚板
(パームレストの手首固定)をやめて、
キーボードと分離した横長の板をリストレストにして、
手首の自由化をすると、
打ちやすくなってきた。
「何が正しいセッティングなのか」を、
僕は死ぬほど試行錯誤していて、
配列のバージョンぐらいやっている。
(現在のv7は11バージョン目)
配列は変更すればデジタルだからいいけど、
パームレストやリストレストや奥チルトに試した、
板やブロック(リグナムバイタ、バルサ、黒檀、ホオ、
マツ、桐)やアルミ、ゴム、ウレタン、ウレタンシートなどの、
切れ端や余りや不使用ぶんが、
山になってしまっている。
まあそのおかげで、
5ミリ、7ミリ、1センチ、1.5センチ、2.5センチは、
すぐ入れ替えて試せるようにはなっている(笑。
で、
これらで分かったことは、
「その配列には、最適な高さやレストのセッティングがある」
という仮説だ。
奥チルトの手前上げは、
7ミリ、1センチ、1.5センチと変わったし、
手首の位置も、
0(ベタ置き)、5ミリ、7ミリ、1センチ、1.5センチ、2.5センチと、
色々変わった。
今は、
1.5センチ奥チルト、1.5センチリストレスト、
奥チルトとリストレストは一体化せずに分離
(手首を自由にする為)
に落ち着いているが、
それは現在のバージョンに変えてからで、
その一つ前のバージョンでは、
リストレストの2.5センチが丁度良かった。
Cの頻度が大きく変わった(2ポイント差)のが、
影響してると思う。
配列をいじる人はたくさん(?)いるかもしれないし、
自分の手に合ったキーボードとセッティングを模索する人も、
沢山いるかも知れないし、
「打鍵方法、指使い」を模索する人もそこそこいるかも知れない。
(実際、ピアニストではそれらを沢山気にしている。
ピアノは配列は変わらないが)
実は配列というのは、
これらと独立して考えられないんじゃないかなあ、
というのが、僕の仮説。
実際、カタナ式と薙刀式では、
打鍵方法と手までは同じだが、
突き詰めたキーボードのセッティングが全然違うし。
キーの頻度や運指に応じた最適化が、起こっているのだろう。
世の中には配列をいじる人は沢山(?)いるが、
配列の話は出てもその他の話は出ないので
(新下駄のkouyさんのコルクテープとウレタンマットぐらいしか、
聞いたことがない。あとスペースキー逆付けの話か)、
殆どの配列作者は、
「俺の手と打鍵方法とキーボードとその置き方に合う」
配列いじりをしてるのかも知れない。
(配列いじりの記録は出てくるけど、
キーボードを変えて打ってみるとか、
セッティングを変えて打ってみるとか、
打ち方を変えて打ってみるとか、
そういう記録が殆ど出てこない。
出てくるのはピアノ演奏者だね)
まあ、配列はソフト的に可能で、
その他はハード的な変更が必要なので、
ソフト的に楽な方をやりがちなのかもだが。
それらを纏めて「一つのシステム」と考えた方が良くて、
だとすると、
「他人の作った配列なんて合わなくて、結局自作する」
という未来が待っているような気がする。
今のところhhkbは気に入ってるから、
そこまで自作するつもりはないが、
左右分割には興味があるので、
左右分割かつ静電容量無接点30グラムが可能なら、
間違いなく自作の道へ進むだろう、俺。
で、
結論としては、
配列図だけじゃなくて、
キーボードとセッティングと打鍵方法と、
手の大きさとかも、
公開しましょうよ、
ってことかも知れない。
言葉でも、写真でも。
一番よくわかるのは動画で
(出来ればマルチアングル)、
v7が固まったら、
そういうのも含めた薙刀式動画を作ろうかなあ、
なんて考えております。
配列作者だけじゃなくて、
単なる使用者の方でもいいんですが、
そういう人たちの動画も撮れる
(俺が出張して撮影からアップまでやる)と、
皆さんの参考になるんじゃないかと、
割と風呂敷だけは広めに妄想しており。
2018年05月19日
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