2018年05月24日

【薙刀式】未だにローマ字入力してるヤツwwwwwwwwww

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親指シフターがqwertyローマ字を煽る所までは面白かった。
しかし主が手ぬるいので、
ちゃんと解説してやるよ。


○親指シフトってなに?かな入力とは違うの?

かな入力の一種。
デフォルトのかな入力は、JISかな入力という。
JISかな入力は数字段を使うが、
親指シフトは3段しか使わないので、
ブラインドタッチが容易で高速なのがメリット。

○かなのキーが足りないじゃん。

親指シフト専用キーボードを使う。
普通のキーボードとの違いは、
左親指キー、右親指キーが、
まるでスペースキーを分割するように置かれていること。

(普通のキーボードで親指シフトを実現するアプリ、エミュレータもある。
その時は、
左親指キーはスペースキー、右親指キーは変換キーにバインドすることが多い。
大抵のエミュレータでは自分のキーボードに合わせて、
親指キーをどこに設定するか選べることが多い)

で、親指シフトの特徴は、
「普通にキーを押す」
「左親指キーとキーを同時に押す」
「右親指キーとキーを同時に押す」
の三種類で、三種類のカナを出せるシステム。

実際そんなにカナは多くないので、
濁音をも一発同時押しで打てるようになっている。
(JISかな入力は、濁音符は後押しの二文字扱い)

その結果、
一発同時押しの範囲で、
「原稿用紙ひとマス分」が常に打てる。

この高速さ、打鍵数の少なさが最大の魅力。

(ちなみにローマ字は母音を除いて、二打鍵。
拗音は三打鍵も使ってしまう)


○専用キーボード高いし。

上に書いたエミュレータは無料です。
親指シフターに言わせると、
専用キーボードのほうが楽に打ちやすいみたい。
(親指キーが背が高く、打鍵が柔らかく軽いせいで、
打ちやすいらしい)
言うても2万前後で、リアフォやhhkb買うようなもんさ。
ちなみにリアフォやhhkbとエミュレータで、
親指シフトをやってる人もたくさんいるよ。


○そうまでしてやんないし。

そりゃそうでしょ。
一日5000字も書かないなら、
ローマ字でもかな入力でも大差ない。
すごく書く人用のシステム。

でも当然だけど、
親指シフトをマスターしたら、
たかが業務メールの文字数でも凄く早くかき終えられる。


○どれくらいでマスターできんの?どれくらい速いの?

人による。
ローマ字の倍になる人もいるし、
同じくらいにしかならない人もいる。
(僕はかな入力で、ローマ字の倍以上速くなった)

ローマ字をマスターしていればいるほど、
そこまで速くならないみたい。
でも打鍵数がごそっと減るので、
楽になるのは確実。

マスターするまでの期間は人によってて、
一ヶ月から半年ぐらいの開きがある。
三ヶ月も使えば速いと言われるほどにはなるらしい。


○そんなに覚えらんないです。

ローマ字よりキーの数が多いから当然。
その代わり打鍵数が少ないわけで、そこはトレードオフ。


○一回やってみたけど、配列表見ながらだと苦痛で激遅だった。

それは練習の仕方が間違ってる。

まず右手中段の5キーをブラインドタッチで覚える。
コツはなにも見ずに、その5音だけで単語をつくること。
「はときいん」の5文字だから、
「とは」「はと」「とき」「きんきん」「はいはい」
などなどをブラインドタッチで練習。
何も見ずに手が動くようになるまでやる。

左手中段も同様。次はその計10キーで作れる言葉を練習。
次に上段、下段と増やしていく。
増やすたびに加速度的に組み合わせが増えるので、
学習時間はあとほどかかる。

「あいうえおかきくけこ…」とやる練習は意味なし。
「あいうえお」と打つよりも「とは」「時」のほうが打つはず。
よく使う音ほど中段に配置してあるから、
よく使う言葉を先に打てるようになったほうが、
全然実戦に出れる。

配列表を見ながら文字を探してたら気が狂う。
50から1を探すのは効率が悪い。
先に単語単位の指の運行を覚えろ。
得意な単語が出来たら、
あとはその運指を分解したり組み合わせていけばいいんだ。


○俺英語も打つんだけど、英語は打てないんでしょ?

かな入力と英字入力を切り替えてください。
(ウィンドウズなら全角/半角、マックなら英数とカナ)
英字入力のときは普通のqwertyに戻ります。
(すべてのかな入力共通の方法)
JISかな入力と違って、数字段には数字と記号が入ってるよ。


○マックスどれくらい速くなんの?

標準的には、200カナ/分はいけるよ。

達人のスピードが動画で見たいんだが、誰も公開してないから、
僕自身は親指シフト速くねえんじゃねえの?
って疑ってるほどだ。

かな入力には色々な流派があって、
新下駄配列には打鍵動画があるから検索してくれ。
新下駄配列は親指シフトより速いと僕は考えている。
(その分ムズイと僕個人は思う)

薙刀式という僕が考案した、かな入力配列もある。
そのうち動画をあげるから、気に入ったらやってみてくれ。
ちなみにスペックは、
瞬間風速だと1400字/10分(変換後の総文字数)、
平均巡航速度だと650字/10分(同、9万字強の平均)、
程度は実証。


○親指シフトキーボードはどこで手に入る?エミュレータは?

富士通アクセス(表参道)で触れるそうだ。
無料エミュレータなら、
DvorakJ、やまぶきRがある。(ウィンドウズ)
マックならLacailleなのかな今は。
俺は親指シフト派ではないので、あとはフェイスブックのグループにでも聞いてくれ。


○そうまでしてやるかなあ。

やらなくてもいい。
自分で設定して、マシンやキーボードが変わるたびに設定し直して、
の手間はどうしてもかかるし、
ローマ字との併用が一時期できなくなる現象もある。
(それは過渡期で、数ヶ月すればどっちも使えるようになるそうだ)

でも出来る人はみんな捨てないから、
麻薬的な快感があるのはたしかだ。
作家にもわりといるらしいし。


ちなみに俺も薙刀式からローマ字に戻るのは、
バカの極みだと考えている。
会社のインストール禁止のパソコンではもはや文字打ちせず、
自分のタブレットでやるようになってしまった。

それくらいには、かな入力は効率がいい。



○なんでそんなに詳しいの?

ローマ字入力に疑問を感じて、ここまで調べ上げた。
だから昔の俺が聞きたかった質問に、
今の俺が答えている感じだ。

しかし親指シフトはベストではないと俺は考えている。
新下駄配列、飛鳥配列、新JIS配列、月配列系列、蜂蜜小梅配列、
そして薙刀式のほうが、優秀だとは考えている。
カナ入力でなくとも、ローマ字配列のSKY配列やけいならべ、カタナ式のほうが、
断然優秀だ。

ここまで日本語の入力方式が多岐かつ最適解が示されていないのは、
日本語が世界一複雑な言語のひとつだからで、
だからといって怠慢に現状維持を決めつけるメーカーサイドに、
僕は憤りを感じている。
いわば彼らはグローバルスタンダードに流される国賊だ。

メーカーにそこまで力がないのなら、草の根でやろうではないか。
今はそういう時代だと思うぞ。
posted by おおおかとしひこ at 23:30| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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