2018年05月27日

同期コスト

という言葉をネットで聞いた。

同じ釜の飯を食い、それ専業でチームでやるのは、
メンバーの同期コスト0。
複数の会社の複数の部署で、フリーランスも入れて、
ある程度アウトソーシングして、
なんてやると、
個別打ち合わせばかりでいつまでたっても、
スケジュール調整ばかりで、
内容もいったりきたりする。

なるほど、同期コスト。


これを古典的に利用したのが、
旧「君の名は」だろう。

都合が合わずに連絡も取れず、
すれ違ってばかり。
同期さえ取れれば、
ということ自体がドラマになった。

じゃあケータイやメールの発展で同期コストは下がった?
いいやますます厄介になってるよね。
普段会ってない人の同期を取るのは本当に面倒だ。


じゃ、
これを上手にストーリーに取り入れるといい。

連絡の行き違い、
思惑のすれ違いのまま、
別々にサブプロットをすすめて、
食い違わせるといい。

同期の必要があり、
そのコストのぶん遅れるといい。

一方ロシアは鉛筆を使った、
のような、原始的な解に収束すると、
それはスッキリするかも知れない。


意外と、
9:30-17:30で、全員集合ラジオ体操やって、
軽いミーティングやって、
アウトソーシングなしでワンフロアで顔が見えていて、
現場がそこにあり続けて、
残業なしで飲みに行く、
昭和の会社が最も効率がよかったんじゃない?
(まあ共産主義は、各々の善意に依存しがちだが)
posted by おおおかとしひこ at 13:50| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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