前滑り打ちのほうが疲れない気がしていて、
いろいろ検索してたどり着いた。
打鍵するときに、
引っ掻くように打ってはいけない。
それは掌を下にしたとき、
前腕下側の筋肉、屈筋を使っている。
前腕部は、屈筋のほうが伸筋より強く、
無意識に人は強い筋肉を使う。
しかし耐久性に劣るため、
つまりは腱鞘炎になりやすい。
上から打つ、親指シフトのような打ち方もある。
手首を使わないと、
屈筋をより使ってしまう。
使うべきは伸筋、
つまり上側の、
「指を伸ばすために使う筋肉」だ。
だから手首を起こして、下げるときに打鍵すると、
この感覚を掴みやすい。
(熟練者は手首を使わなくても出来るそうだ)
「ものを掴むように」と指導するのは、
屈筋を使うイメージを植え付けるので、
僕は間違った指導だと考えている。
カタナ式、薙刀式を開発しているときに、
腱鞘炎に悩まされた僕がたどり着いたのは、
前滑り打法という、
独特の打法である。
といっても、外人に多いらしい打ち方だそうな。
上から打つのではなく、
前に滑らせて、結果キーが下がるような打ち方。
手をフラットに低く構えるとやりやすい。
さらにキーボードが奥チルト(手前を上げる)のほうが楽。
ゆるく縮めた状態から指を伸ばして滑らせ、
また縮めた状態に戻す。
引っ掻き打ちが、
指を緩めた状態から屈筋を緊張させて引っ掻き、
また指を緩めた状態に戻す、
という運動の、
逆である。
僕はこれで腱鞘炎が和らいだ。
完治までいかないのは、
なんだかんだいって長い文章を書くからかもだ。
ちなみに、
前滑り打法は、
手から遠い上段>中段>下段の順にやりやすい。
上段だけでも前滑りにすると、
楽になるかもよ。
(qwertyローマ字は上段率が高いから、これだけで効果覿面だ)
この打ち方は、パソ活さんという、
キーボードの打鍵動画をひたすらあげている人から盗んだ。
盗んだというか、
そもそも整骨院で聞いた、「伸ばして打つ」
という話の具体をちゃんと見れたのがこの人の動画だった。
どこまでご本人が理屈を立てているのかはわからないが、
とにかくこの人はたくさん打ち、しかも速いので、
無意識にここにたどり着いたのかも知れない。
逆にいうと、
この打ち方に偶然たどり着けなかった人は、
途中で腱鞘炎にかかって脱落した人かも知れない。
キーをたくさん打つ打法に、
全く逆のやり方があるなんて聞いてねえよな。
もし屈筋側の腱鞘炎に悩まされている人がいたら、
打鍵法を伸筋に変えてみてはどうでしょう。
もっとも、リアフォやhhkbの、
軽くてかつシリンドルステップスカルプチャなキーを打つと、
自然とそう矯正される可能性はある。
マックやノーパソのフラットなキーボードだと、
引っ掻いて打ったほうが楽で、
僕はその癖がずっと抜けなくて、
そのまま腱鞘炎になったのかもしれない。
ちなみに、
伸筋は攻撃するための筋肉(背筋など)で、
屈筋は守るための筋肉(腹筋など)だそう。
文章を言い訳にしか使えないのは、
引っ掻いて打ってるからじゃね?
文章ってのは、攻撃のため、世界を切り開くため、
抵抗を突破するために書くのだと思うよ。
ペンと剣は同じだ。
日本が守りすぎてるのは、
みんな引っ掻いて打ってるからじゃね?
穿ちすぎか。いや、誰も気づいてない無意識か?
薙刀式のv7が、土壇場で大改造となった。
左薬指を4-5%あたりでキープしてきたが、
どうにも運指効率が悪く、
左薬指保護の前の状態からやり直すことに。
で、
一番左薬指の頻度が高かった「は」を、
上段に移して前滑りを徹底したら、
意外と6%でもいけるやん、となってきている。
配列の改造ばかりで、打鍵法の基礎を忘れていた。
戦いの中で戦いを忘れたわ。
これで安定版となるか、v7。
あ、タイプウェルは常用語SHにワンランクアップ。
総合Aランクで停滞中。
総合SJのプロフェッショナルまで行きたし。
大岡さんの考察と答え合わせとまでは言いませんが、参考までに思い返してみるとRealforceを使う前、タイプウェルで本格的にタイピングをやり始めてから5年間くらいは
・メンブレン(たぶんクリック感少なめで50〜55g)→仕事で最も使う
・メンブレン(ヒューレット・パッカード付属、押下圧重い、体感で60g以上ありそう)→仕事でたまに
・メンブレンいろいろ(自宅用、結局しっくりこずにRealforceに)
でタイピングしていて、今と打ち方が変わっている感じがしないので、(自分の中では)Realforceで矯正されたということは無さそうです。この頃はだいたい仕事とタイピング練習合わせて1日5〜10万打鍵していました。
ただ、Realforceを使うようになってから「打つ」というよりは「落とす」感覚で打鍵できるようになったので全く同じというわけではないと思いますが。
さらにその後30gにしたら、45gが「指を落とす」なら30gは「指を置く」くらいの感覚で入力できて、物理的にも気持ち的にも疲労が劇的に減りました。
45gと30gの違いが凄まじいので、大岡さんも試してみればどうだろう、と思ったりしますよ。
>前滑り
→に関してですが、自分の場合は基本的に「上げた指を落とす」という感覚だと思っています。(でも第三者の目線も大事なので、前滑りなのかもしれませんが)
ここからはあくまで自分が思っている感覚です。
「ニタニタ」ni のように外側に向かっていく順番なら前滑り(内外滑り)になって、
「印象」in のような順番ならその反対滑りになっているみたいです。
ただ、文章の場合は句読点で区切られるまでは、前後の打鍵によって動きも複合的に変わってきそうです。
例えば 「イニシャル」ini の場合なら中指は伸ばした状態、人差し指は曲げた状態でキーの上に配置して素早く連打する、という感じで、滑り運動ではなくなります。
言語化して改めて思いましたが、これを教えるというのは確かに非常に難しいですねw。パターンが多すぎるし。大岡さんがおっしゃるように練習の中で無意識に、としか言えないかもしれません。さすがに本格的に練習をし始めた時の指の動かし方を思い出すことはできなさそうです。
30gは店頭で触って以来ずっと欲しいのですが、
僕の用途的に「モバイル」があるので、
リアフォ持ち運びはさすがに、という感じです。
Niz(静電容量無接点35g)は検討したものの、
US配列なので薙刀式が十分に使えず、
自作でGatron白軸(35g)も視野に入れているくらいです。
来週のhhkbミートアップで30の質問でもしようかなと。
僕はhhkbのキーキャップ(リアフォも同じ)が、
指がちょうど前後方向に力が抜けるように、
凹型になっていることに気づいて、
「滑らせる」ということに気づきました。
自分の動画を横から撮ってみたのですが、
滑ると言っても1、2ミリとかです。
感覚としては下+前の斜めのベクトルで押す感じ。
言葉では表現が難しいので、
いずれ動画を撮るつもりだったり。
パソ活さんの打鍵動画でいうと、
斜めから撮ってるリアフォのやつで、
「文頭」がとくに前滑りっぽく見えるんですよね。
手を一回休ませて、打ち始めるときに最初の何本かの指が、
そうなっているように見えます。
パンタグラフやメンブレンでは上下成分だけのように見えます。
キートップの形に無意識に影響されてる可能性もあるやも。
勿論単語の中での指の運動はその都度変わってることが多いとは思います。
アルペジオなら僕も普通に上から打ったりするし。
なかなか表現しづらいですね…