2018年06月03日

【薙刀式】奥チルトの効用

キーボードのスタンド使う奴は馬鹿だ。
あれは印字を見やすくするためだけのものだそうな。

もりもり打つ人ならばブラインドタッチにはなってるはずで、
スタンド立ててたら手首が返り過ぎて、
腱鞘炎まっしぐらだ。
普通スタンドは立てない。

さらに。
手前を高く奥を低くしよう。

逆チルト、もしくは奥チルトと呼ばれる置き方だ。


手前が高くなりすぎるので、
パームレスト(掌は固定したままとする)や、
リストレスト(脈を取るところを置き、掌は自由に)などで、
その分上げてやると快適。

キーボードや手の大きさ、奥チルトの角度などで、
人によって違いがあるので一概に○センチ、
と言えないところがもどかしい。

(ちなみに僕の場合、
現在hhkbで、手前あげ1.3センチ、リストレスト1.5センチ厚。
新下駄のkouyさんはリアフォで、手前あげ1センチ、パームレスト2センチ厚。
数字まで公開してる人はあんまりいないので、
だいたいこの範囲で工夫してみるとよいだろう)



で、本題。

奥チルトにすると何がよくなるのか?

「下段が打ちやすくなる」に尽きると思う。


qwertyローマ字の頃は、
そもそも使用する下段が極端に少なくて、
あまり気づかなかったが、
わりと下段のキーって打ちにくいと思う。

色んな配列設計の人の昔の発言を見ていると、
「まず中段、次に上段」と優先順位を考えていて、
なるべく下段に文字は置かない、
というのが不文律のように見える。
親指シフトも下段を嫌っているので有名だ。

飛鳥は下段の多さで批判された。
でも親指との同時押しは上段より下段のほうがよい、
という主張はよくわかる。

薙刀式でセンターシフトを採用した時、
そもそも親指と同時に押しにくいTYは不使用にしたし、
よく使うシフト文字は中>下>上になっていると思う。

単打はどうだろ。わりと満遍ないような感じかも。
しかし左手の下段には最近まで苦しめられていたような気がする。


で。

奥チルトにすると、途端に下段が打ちやすくなると思う。
中>上>下のヒエラルキーが、
中>上=下ぐらいになる。

逆にそうなるような奥チルトの角度を探すと、
幸せになれるかもしれない。

たとえば薙刀式の弱点、「゛ゅ」なんかは、
奥チルトにするだけでマシになったりするので、
非常にオススメだ。

薙刀式は単打でも、
わりと高頻度の文字が下段に詰まっている
(特に右手部)ので、
奥チルトが条件の配列かも知れない。



そもそも奥チルトは、
肘、手首、ナックルパートを一直線にしたとき、
指はその下に出る、
という理屈で発明されたと思う。

肘、手首、指先を一直線にすると、
手首を返さざるを得ず、
それが腱鞘炎の原因であると。

手首を返さずに一直線にすると、
指が斜め下に出るから、
その角度にキーボードを合わせようじゃないか、
というエルゴノミクス的発想だ。


で、意外と下段が打ちやすくなる、
というのが副作用でついてきたんだと思う。


これは、打鍵を楽にしようと思ってカタナ式を開発している、
途中で気づいたことだった。
最初は下段を嫌っていたが、
後半になるにつれ、「ー」や「?!」などを置くようになった。
最終的には、角度の違うキーをはめ変えてまで、
指運びを合理的にしようと企んだものだ。

薙刀式ではそこまでアバンギャルドに攻めていない。
キーボードをノーマルでどう使うかということがスタート地点にいる。
キーのはめ変えとかやると、また打ちやすさが違ってくるかも。



手首は返さない→斜め下に出た指の角度にキーボードを奥チルト
→その分腕を机からリフトアップする仕組みを
→下段が打ちやすい副作用

とでもまとめておこうか。



僕はここにたどり着くまで、
2から3ミリ単位で、
パームレストや奥チルトの材料を買って試している。
下に敷く柔らかさで打鍵感や残響音が違ってくるから、
木材にも随分詳しくなった。
(硬い黒檀より柔らかいマツがよいです。
僕は香木として気に入った、リグナムバイタ(緑檀)を愛用)

ざっと変形できるタオルなどで、
高さを変えながら探り、
長時間打っても大丈夫なミリ数を割り出すと良い。
(はじめてのパームレスト自作は大概失敗するよ。
何回か失敗しながらベストを探っていこう)
posted by おおおかとしひこ at 14:51| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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