10年くらい前なのかも知れないが、
配列作りブームのようなものがあったのだろう。
僕はリアルタイムで知らないから、当時の掲示板などを見て空気を読むしかない。
そこで作られた沢山の配列は、
今でもそのまま使われてるのか?
それとも微改良しながら使われてるのか?
やめて転向したのか?
つまり、理想の配列にたどり着けたんだろうか、みんな?
薙刀式はv7で一応完成したと思ってはいるが、
またまた改造のアイデアが出ないとも限らない。
左手の「せ」がこれでベストなのか、
右手の「゛ゅ」がこれでベストなのか、
まだ迷っているが、今のところこれ以上の解はないような。
あと「ぴょ」が気にくわないが、
左手の半濁音キーも例外で使用する、
というのを試しても良いかなとは思っている。
(例外を作ると美しくないのでやらなくてもいいかも)
hhkbはベストのキーボードのひとつだが、
hhkbと薙刀式で9万字の長編小説を書いたけど、
それだけ打つと45gではしんどかった。
hhkbミーティングで30くれと言ってはみたものの、
実現に半年や一年のスパンはかかるかも知れない。
30ですら、長編小説には重いキーかも知れないし。
30のリアフォはあるが、モバイルはちょっとね。
今Niz(静電容量スイッチ35g)を買おうかどうか検討中。
atom66が日本未発売で、
plum75しかないため、
今よりカバンは重く、かさばることが予測される。
何より僕を躊躇させていたのは、
それがUS配列であることだ。
薙刀式はJP配列で使うことを想定している。
僕は配列道に入るまで、
そもそもキーボードにUSとJPがあるなんて知らなかった。
WinとMacしかないと思っていたら、
それぞれUSとJPがあるなんて。
しかも各社で微妙にあるキーとないキーがあるなんて。
スペースキーの左右のキーは、
JP配列の唯一良いキーだと思う。
「これになにかを割り当てる」前提ならば。
変換キーも無変換キーも、
本来の用途で僕は使ったことなんてない。
それくらい、マイクロソフトジャパンの仕事はぬるいと思う。
しかし物理キー自体はとてもよい。
Macライクに英数かなを割り当て、
しかも押しっぱなしでコントロールキーと独自ショートカットを、
カタナ式ではあてた。
さらに薙刀式では右親指エンターを採用した。
これはとてもよい。
そもそも、
アルファベットやカナを動かすなんて発想よりも全然前に、
「無変換キー変換キーに、エンターやBSをわりあてよう」
というのが、
僕が配列道に入った最初のような気がする。
qwertyにムカついていて、
エンターとBSにムカついていて、
ブラインドタッチをマスターしようとしたら、
小指が折れるのを覚悟しなければならず、
この不合理をなんとかしてる人はいないのか、
と検索し始めたのがはじまりだった。
最初はどういう言葉で検索すればいいのかも分からなかった。
キーボードカスタマイズとか、キー カスタムとか、
キー 配列 変更とか、思いつく言葉でやっていた。
で、下駄配列当時(?)のkouyさんのページにたどり着き、
親指キーをカスタマイズする、
という発想に出会ったのだ。
他にも何人かオートホットキーやキースワップなどで改良している人はいたが、
この人の改造っぷりは清々しく沢山やっていて、
なんだこんなに改造しても全然いいんじゃん、
と背中を押された記憶がある。
端っこはいやだ、全部真ん中あたりで、
と僕は未だに思っている。
ブラインドタッチで、
薬指や小指はなるべく動かしたくない。
altやwinやctrlなんかも押したくない。
そんなに俺の指は器用じゃないんだ。
で、US配列だ。
親指キーが存在しない。
困った。
結局、薙刀式USを作り始めた。
今のところ、
エンター: GH同時押し、またはVM同時押し
編集モード: SD両方押しながらなにか、または、KL押しながら何か
固有名詞ショートカット: 数字段のどれかを押しながら文字キー
(僕が数字段をブラインドタッチ出来ないため)
英数: Yを押しながらT
かな: Tを押しながらY
(TYは薙刀式ではカナに割り当てていないので)
のようにして、
「文字キー領域とスペースキーのみ」の、
運用が出来るかどうかテストをし始めている。
親指エンターに慣れすぎたので、
(押しやすすぎて、文節単位で確定する癖がついたこともあり)
変換キーをオフにしてまでテスト中。
そうまでして、
僕は45gより軽いキーを、モバイルで、使いたいらしい。
つまり、カフェで2時間1万字くらいは打ちたいんだよ。
それにNizが最適なのか、
将来出るかも知れない、hhkb BT/JP/TypeS/all30
が最適なのか、
10g押下圧の自作キーボードが最適なのかは、
やってみないと分からない。
自作キーボードの世界で、
「end games」という言葉があることを知った。
みんなこのために自作を繰り返している、
自虐とも言えるし、
ユートピアを見ることで世界が進歩する、
正しい進歩発展の言葉だとも思う。
配列作りに終わりはあるのかなあ。
飛鳥配列のRayさんの完成宣言、
新下駄配列のkouyさんの発表即完成宣言、
月2-236の暫定完成、
しか、個人配列での完成宣言を僕は知らない。
月UXや月EXのXは完成の暗示はある。
かえであすかのmaple_magicianさんは完成なんだろうな。
記事が膨大すぎてよくわからない。
配列図がat wikiの小さいところにしか見つからないのも不安。
ざっくりそれぐらいの人は、
まだそれらを使い続けていて、
end gamesなる涅槃にたどり着けているのかも知れない。
あるいは、更新の止まっている配列は、
それはそれで完成したのかも知れない。
(やめたかも知れない)
あるいは、微妙に自分用に改造した人もいるはずで、
そういう人は今もend gamesなのかどうかは不明だ。
配列開発が流行った当時に比べ、
共有マシンでの作業が増え、
会社がインストール禁止やUSB禁止が増えて、
結局qwertyローマ字に戻った人が多いんじゃないかと予測。
それで、かえうちの需要や、
自作キーボードで物理ごと配列を変えてしまう勢が、
増えてきたのだろう。
それだけ、人はキーボードにNOを言いたいわけだ。
文房具店に行ってみればわかる。
黒と赤のボールペンだけで、
鉛筆だけで、
消しゴムだけで、
一体何種類あると思ってるんだ。
画材屋や書道屋に行ってみればわかる。
紙と筆が、一体何種類あると思ってるんだ。
僕はそのどっちとも行きつけを持っていて、
一通りの棚の内容を把握している。
絵や字を書くからだ。
文房具店がなくならないのは、
人の手はそれだけ異なるものを欲する証拠だ。
それを画一設計工場大量生産前提の、
家電メーカーが作ってるからおかしいのかも知れない。
万年筆は僕は使わないが、
漫画を描いてるときには、
ペン軸とペン先とインクと紙の関係は、
死ぬほど研究したよ。
万年筆ユーザーは沢山研究しているはずだ。
僕はカタナ式1年、薙刀式半年の若輩者だから、
まださっぱり安定しない感はある。
そもそも10万字クラスの小説を書いたのも初めてで、
初稿一ヶ月というペースが、速いのか遅いのかも分からない。
もっと速く書きたいのに、
手が重くてついてこなかった場面は多かった。
やっぱり腱鞘炎気味にはなって、
ストレッチで乗り切った。
筋トレもいるかも知れない。
まだまだ書きたいことは沢山あって、
それは今の環境がベストなのかどうか、
まだまだ改良の余地があるとは、考えている。
ということで、
Niz plum75をポチります。
薙刀式USも、安定したら発表します。
USキーボードや、
親指キーが良くない位置のキーボードを使ってる人の、
お役に立てそうだし。
これでダメなら自作
(ってもメカニカルGatron白の35gしかないんだよな)とか、
静電スイッチのコイルスプリングを半分に切るとか、
そういうことをやらないといけないかも知れない。
紙と鉛筆がベストだったりしてね。
薙刀式に感銘を受け、現在練習中です。
固有名詞ショートカットが数字+文字というのはとても良さそうな気がしますね。
ところで、編集モードについて気になった点が…
文字列選択のための
+{↑} ([変換][K])
+{↓} ([変換][,])
という欄がありますが
これはそれぞれ
{↑} ([変換][J]) と[space]同時押し
{↓} ([変換][M]) と[space]同時押し
でも再現可能でした。
これは承知の上であえて別個に設定してあるのでしょうか?
(両親指同時押しの労力を減らすため?)
薙刀式を使って頂いてありがとうございます。
他の人にも広めてください(笑)
スペースキーはSandS機能を使っています。
つまり、
「スペースキーを押して(他に何も押さず)離すとスペースキー」
「スペースキーを押しながら、他に何かを押すとシフトキー
(正確に言うと、Shift+そのキーを発行)」
という仕組みによって実装しています。
これは僕が組んだのではなく、DvorakJについて来る機能です。
最初の設定で、SandSをオンにしたはずです。
ということで、スペースキーはシフトキーとしても機能します。
スペースキー押しながらカーソルで選択→削除、コピーや再変換とかも、
僕はよく使いますね。
(逆に普通のシフトキーでも、シフトの文字が出たりします。
こっちは使わないですけど)
使いやすいものをどうぞ、というスタンスです。
あと、数字キー+固有名詞は指が遠くて、
今はCV同時押しまたはM,同時押しからでテスト中です…
(このへんは個人差があるので、改造全然OK)
シフトキーとスペースキーをわけたければ、
SandSをオフにして、
薙刀式のシフト文字部分を(+spaceで定義し、
シフト部を、-shiftで定義すると良いと思います。
-shiftは特例で+shiftと同じ振る舞いです。
親指シフト系列は小指シフトで英数が出るようになってますよね。
僕は英数の時にも大文字に出来たり選択が便利なので、
SandSを使用しています。