2018年06月16日

引っ張れれば、前提設定を待てる

今リライトで悩んでいることがあって。

「会いたい人が一人だけいる」
で終わったシーンの次を、
「その人に会いに行く」シーンにするか、
それを引っ張って別のシーンを挟むべきか、
で悩んでいる。


そもそもその別のシーンをどこかに挟みたくて、
会いに行きたい→会いに行く
の間に挟むことは可能だなと気付いて、
分析をはじめているところ。

挟み込む別シーンは、
後々のことへの設定になる、
いわば複線のようなもので、
時間経過がちょっとある。

会いたい→会いに行くというドキドキを潰してまで、
そこに挿入するべきかを悩んでいるのだが、
「引っ張れれば挿入可能」
という結論に達した。

何別のことやってんだよ、
と思われたら終わりで、
速く次を見たいよ、
と思われたら勝ちだなと。


強い焦点があれば、
それをセンタークエスチョンぐらいに大きな焦点に出来る。

その前に小焦点を作り、
その強い焦点を後ろに倒せるなあと。

でもスピード感は失われる。
血液が急に沸騰する感じは、
それはそれでよい。

あ、まだ、心の準備が、
というシーンは、それはそれで観客の心理のコントロールになる。


あとは、
どちらが強く、より面白くなるかで、
選択し、リライトすると良いと思う。
posted by おおおかとしひこ at 13:23| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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