2018年06月20日

【薙刀式】薙刀式の骨格とコンセプト

安岡先生が改めてまとめた、
JISカナ配列が出来るまでを眺めていて、
関係者全員アホかという感想が止まらない。

パソコンのキーボードは,なぜABC順・五十音順ではないのですか
https://kotobaken.jp/qa/yokuaru/qa-35/

嘘に嘘を重ねて、取り返しがつかなくなっている感じ。


本当にするべきは、
最初にきちんと強靭なコンセプトを立てて、
それから変えない、
ということだったと考える。
あるいは、さらに強靭なコンセプトを立てることだと。


で、我らが薙刀式のコンセプトって何だろうか、
と考えるわけだ。


○が薙刀式独特のもの、
・は他の配列にもあるもの。


・よく使うフレーズをアルペジオに。
○その中心のフレーズとは、
「ある」「ない」「する」(右手)
「して」「こと」(左手)
○拗音同時押しのために、
イ段カナは左手、やゆよは右手。
(外来音同時押しのため、いうえも右手)

○排他的配置。
つまり、同一キー上(単打もシフトも)に、
濁音になるカナ、半濁音になるカナ、拗音になるカナ、
外来音になるカナが、被っていない。
このためそれぞれの同時押しシフトで、出力カナが一意に決まる。

・長音は単打で打ちやすいところ。
・促音は専用キー「っ」を。

○句読点は人差し指下段内側。(シフト側だけど)
○濁音同時押し、半濁音同時押し、小書き同時押しのシフトキーは、
必ず人差し指のキーとする。
○ホームキー右(J)は原初の音「あ」、
ホームキー左(F)は、主格の格助詞になる母音以外の最初の音「か」。

○つなぎの音を左手に、決めの音を右手に。
(前者は「に」「と」「は」「て」「で」「が」「を」「き」「ま」「っ」「、」
「して」「こと」「とき」「ところ」「では」「には」「とは」「てき」など。
後者は「た」「だ」「ん」「う」「の」「も」「。」「ー」
「ある」「ない」「する」「もう」「もの」「おもう」「える」「やる」
漢語語尾「い」「う」「ん」「ょう」「ゅう」「ゃく」「ょく」「ゅく」「ゅつ」など)
出現確率で並べただけでなく、
最初から「言葉(音)」をチョイスして配置したこと。


○拗音同時押し、外来音同時押しは、使う音二つを同時押し。

・運指パターン、記憶負担を極力少なく。
○小書き同時押し、拗音同時押しにより、
小書き分のキーが減ったので、3段28キーしか使用せずに済む。


○記号やショートカットは、別途編集モードにて実装と割り切る。
・BSとエンターはホームポジションを崩さないで打てること。
○候補選択(←→)、文節選択(↑↓)、文節伸長(シフト↑↓)も同様。
(候補選択のみしか実現できず、あとのふたつは編集モードにて)
(※縦書き用です)

○人差し指と中指だけを使うように。
あとの指はなるべく使わないように。
(結果、人差し指中指だけの合計8割!)
・中段を一番使うように。

・なるべく運指が滑らかに繋がるように。

・シフトは連続シフト、単純なセンターシフト。
○同時押しはシフト押しても押さなくても、排他的配置によりどちらでも良い。
○センター連続シフトと、多数の同時押しを組み合わせる。



などであろうか。
これを薙刀式のコンセプトというのかな。

「飛鳥理論」と呼ばれていたものは、
結局全貌を僕は把握できなかった。
「薙刀理論」があるとしたら、これで全部だ。

あとはこの理論に従って、
上手にカナ並べを成功させたのが、
最新のバージョンであるというだけの話。

わりと独特の考えが多いんだなあ、
と整理してみて思った。


しかしJISカナは、
こういうものがあまりにも希薄だね。

他の配列でも、
こういうコンセプトのプロフィールを作ることは出来そうだね。
posted by おおおかとしひこ at 02:02| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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