2018年06月22日

ターニングポイントを強くせよ

とはよく言われることだ。
何をしたら強くなるのか?


1. ビジュアルを強くする。
2. ドラマティックにする。
3. 危機を強くし、意思を強くする。

などが考えられる。


1. ビジュアルを強くする。

普通の住宅街よりも、東京タワーの天辺に。
ふらりと倒れるよりも、全身から血を吹き出して。
3人を、1000人に。
針小を棒大に。
あるいは逆に、棒大を針小にしてしまうインパクト。


鮮烈な印象が残るようなビジュアルを用意すれば、
それだけで強くなる。

いや、針小棒大にするには、
文脈を強くしなければ上滑りするだけだ。
タダのハッタリになってしまう。
その文脈の強さに応じた、凄いビジュアルであるべきだ。

先に強いビジュアルをつくり、中身を考えるのか、
先に強い文脈をつくり、ビジュアルを色々工夫するかは、
書く人次第だ。
後者の方が、自由に強くできる。


2. ドラマティックにする。

たとえば驚愕の事実。
たとえば運命の瞬間。
たとえば度肝を抜く恐怖。
たとえば号泣する悲しみ。
たとえば大爆笑。

ビジュアルを強くする他にも、
感情を強くする方法がある。
なんでそんなに感情が振れるのかというと、
やはり文脈が強いからで。



3. 危機を強くし、意思を強くする。

その文脈とは、つまるところ人の行動であり、
それはその行動の前にあるものと後ろにあるもので決まる。

すなわち人の行動は、
後ろから迫る危機と、
前にある果実で、
動かすことが出来る。

後ろから迫る危機という怪物を、大きくすれば良い。
より危険に、よりタイトに、
より被害が大きくなるように。
抵抗を強くしても良い。
世間の非難。許されないこと。嫌がること。

あるいは、前にある動機を強くする。
リターンが一生遊んで暮らせる金。
壁の向こうに会えなかった人がいる。
三日徹夜したあとの、ふかふかの布団。
謎の手がかりは、これまでを180度変える。
一生に一度のチャンス。


ターニングポイントとは、
人が行動を始める瞬間であることが多い。

何故それをしようとするのか?
それが動機であり、目的だ。
それを強くすればするほど、
ターニングポイントは強くなる。

それが強ければ強いほど、
観客はドキドキし、ハラハラして、
感情移入に乗ってくる。


勿論、ストーリー上の強弱と、
ターニングポイントの強弱が、
シンクロしていないといけない。

強めるべきターニングポイントを強め、
弱めるべきターニングポイントは弱め、
ストーリーのダイナミックレンジを広げ、
加速減速を面白くしていかなければならない。

(逆にターニングポイントを弱めるのは、
上と逆をすれば良い)
posted by おおおかとしひこ at 10:50| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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