2018年06月26日

【薙刀式】ピアノの鍵盤の押下圧が55gあたりらしい

そもそもキーボードの押下圧が55gあたりなのはなんでなんや、
と色々調べると、
「鍵盤」の元祖ピアノまでたどり着く。

それが大体50〜70gだそうな。


議論を簡単にするために、
55gを標準と考える。


キーボードの設計時、
その前身であるタイプライター、
その前身であろうピアノを参考にしたことは、
想像に難くない。

タイプライターは僕は触ったことはないが、
印字をするために、わりと強く叩かないといけなかったそうだ。
映像などを見る限り、あのガシャガシャは、力を使いそう。

それをキーボード誕生時に、
ピアノ並に「軽く」出来たことは、
タイプライターからの進化だったのかも知れない。

しかし、
ピアノ以上に打鍵されることになるとは、
恐らくキーボード製作者も気づいてなかっただろう。


僕は55gでも重いと思う。
45gで羽根が生えたようだと感じたが、
1万字打つという用途の前では、
35gという奇跡が、
ようやくまともに機能していると思う。
なんならもっと軽くてもいい。
20とか10とか。


ピアノを一日中弾く人と、
小説を一日中書く人は、
どちらが打鍵数が多いだろう?

そもそもピアノは一日8時間も弾かないそうだ。
腱鞘炎になるからだ。

一方、8時間(途中休憩を入れながらも)文字を書く、
というのはプロならよくあることだ。

仮に同じ打鍵数/時間だとしても、
ピアニストより作家の方が打鍵すると思う。

そのキーボードに、
ピアノと同じ押下圧って狂気の極みだろ。



僕は今までこんなことも知らなかった自分の無知を恥じるが、
だからと言ってキーボード製作者が、
これらのことを知らないことは、
非難すべきだ。

僕はもうPFUも東プレも信用しない。
彼らは、
今キーボードがどのようにヘビーユースされているか、
知らなすぎる。

一度開店から閉店までスタバにいるといい。
どれだけの人々がどれだけの仕事をカフェでするのか。
何文字書き何打鍵しているのか、
日本野鳥の会のようにカウントしてみてはどうだ。
やったことないでしょ。
やろうと思えば明日にでも出来ることなのに。

今日も新橋のスタバでは、
隣でプログラマーが二時間は一番デカイMacBookと睨めっこしていた。
向かいの席ではサーフェスの人が、
使いにくい青の純正キーボードをギシギシ言わせながらメールを打っていた。

ああ、彼らにNiZを触らせてやりたい。

僕は僕で、
サーフェスを縦置きして縦書きしている変態で、
変態の使うキーボードとしては、
ビジュアルが地味なのが痛い。
(まだ無刻印のキーキャップ買ってないので…)


今、日本のオフィスで作業なんてやってない。
やってるだろうけど、カフェもオフィスだ。


NiZは、そういう需要をちゃんと掬い取っている。
日本のキーボードは、
既に時代から周回遅れだ。
とても嘆かわしい。



ということで、
ピアノの平均音符数はどうやったら調べられるだろう?
和音とかもあるだろうし、
そんなこと調べた人いるのかねえ…。

打鍵数が少ない配列を使ったとしても、
文章はピアノより多いんじゃないかと予測できる。
だってタイピングのテンポは、
明らかにピアノの早弾き並だもの。
posted by おおおかとしひこ at 00:04| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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