指の能力の低い僕が、また珍説を出す。
EC(左手中指上段→下段の同指段越え)のほうが、
EW(左手中指上段→薬指上段のアルペジオ)より、
トータルでいいんじゃね?
最近の薙刀式の改良は、
「は」と「き」が重鎮的な主役だ。
「は」に関して、
「では」「とは」「には」を重視している。
これまでの改良では、
これらをアルペジオに出来る、
「は」をWが解としてきた。
でも、何回やってもWって苦手なんだよね。
ここがいいキーだと思ったことがない。
(飛鳥の「ー」も苦手だった。単打なのに)
で、ここ最近思い切って、
「は」が問題だなあと思ったときの、
C位置に戻してみている。
すると「では」がE(+J)→Cの段越えになってしまう。
E(+J)→Wの上段アルペジオからだから、
悪化だと、
これまでの配列の常識から考えていた。
でもだ。
「は」の出現頻度は2.4%となかなか高い(濁音、半濁音含む)。
これを薬指のような弱い指に任せていて良いのか?
と考えたのだ。
丈夫な中指の段越えのほうが、
なかなかの頻度の薬指使用よりも、
マシなのではないか?
と、巨視的視点で眺めたのだ。
試しに10回ほど打ち比べてみる。
すぐに僕の左薬指の腱がだるくなった。
アルペジオなのにだ。
一方中指の段越えは、そこまで速くないとはいえ、
丈夫なのでなんともない。
一万字の原稿に「では」が何回あるかは知らない。
10回というのはリアリティありそうな数字だ。
(100回では多いし、1回では少ない。
オーダーの推定としては妥当だろう)
ということで、
左手薬指の使用頻度と、
アルペジオ/段越えを秤にかけて、
僕はEWよりも、ECの方が良運指である、
という結論を出すことにした。
(WEのアルペジオなら楽なんだけどなあ。
そもそも英文やローマ字でEWの運指なんてレアだよな)
これは、一日一万字程度の文章を書くという、
薙刀式の現実的目標に即して考えている。
一日3000字程度なら、違うかもしれない。
僕の左薬指が特別弱い可能性もあるので、
万人には当てはまらないかも知れないが、
ピアニストが最初に痛めるのは薬指というから、
あながち間違いでもないとは思う。
ということで。
現在調整中のv8(US配列対応版)は、
配列をv7と変えずに機能キーだけ変えた、
コンパチ版にしようとしていたが、
配列から変わりそうである。
ほんと難しい。
配列をつくることは、
言葉に向き合うことだけでなく、
自分の指を知ることでもある。
僕が飛鳥配列を信用している
(僕には合わなかったけど)のは、
作者の人があれだけの長文を書いていたからだ。
親指シフトもそこそこ信用してるけど、
触ってみた感じそんなに良運指と思えなかった。
月とか新下駄とかもいい配列だと思うけど、
長文使用に耐えられるかどうか、
よくわからないんだよね。
10万字クラスの長編小説に使えるやつが、
僕の希望なのだが、
高速タイパーしかネットでは見つからない。
(黙々とどこかで書いてる人はいるかも知れず、
タイパーが目立っているだけの可能性もある)
ということで、
試行錯誤は続く…
2018年06月26日
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