2018年07月18日

簡単な落ちの作り方

1 あるものをモチーフにする。Aとする。
2 Aの特徴を使った話をつくる。
3 「まるでAみたいだったね」
とセリフで落とす。


最後のセリフは、
「Aだけに」
となるとよくダジャレで使われるパターンになる。




枕)スイカは夏の水分補給によい。

中身)水分補給する話を書く。
たとえばマラソンの給水の話にでもしよう。
苦労して調合されたスペシャルドリンク開発秘話としよう。

落ち)それはスイカと呼ばれて大事にされ、
チーム全体に、希望の補給剤になったのだ。


こうすると、
Aはその話のイコンになる。

「どういう話だったか忘れたけど、
スイカだけは覚えてるわ」
ということになる。


テーマに落とすことは大変難しい。
暗示を使って構造的にやるのは、
僕も一定の法則を見出していない。

が、
あるストーリーを象徴するAを見つけてきて、
枕にして、
落ちに絡ませておくと、
視覚的記憶に落ちやすい。(イコン)


あとは、
分かりやすいAを見つけられるか、
というだけの話。



逆に、A的なものが落ちに使われると、
それが象徴的にテーマを暗示するのではないか?
と誤解を生むことにも気を付けよう。

「カメラを止めるな!」では、
最後あたりにクレーンが重要な小道具になる。
それは単なる小道具なのだが、
「団結」をどうしても象徴してしまうことになる。
しかしこの映画のテーマは団結ではない。
このあたりの齟齬が、この映画の失敗している点である。



Aは小道具だと使い勝手が良い。
持ち運べるし置いておける。
ほかにも、場所、抽象概念、
自然現象(風など)などでも良い。

困ったら使ってみよう。
posted by おおおかとしひこ at 12:33| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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