なかなか勢いのあるストーリーを作ることは難しい。
簡単な怒涛の作り方は、
ジェットコースターをあらかじめ用意しておくことだ。
つまりどういうことかというと、
「危機また危機」の連続を、
事前に計画しておくということである。
勿論その鮮やかな解決法も用意しとかないと、
いきなりストップして二度と立ち上がれないから、
ジェットコースター部分を筆を止めないように書くためには、
全ての段取りは計画されている必要がある。
(コースが用意されているイメージだ)
ある瞬間に危険がおこる。
「いきなり襲われる」でもなんでも良い。
そこから一息つけたと思ったら、
また危険が起こり、
解決したと思ったら…
という連鎖反応を組んでおく。
ジェットコースターにはスリルが必要なため、
命の危険があるほうが良いだろう。
ただの事件ではなく、命の危険(または社会的生命の危険)
の連続であることが良いだろう。
で、
いきなりジェットコースターは始まらない。
最初ずっと不穏な、静かな前置きがある。
そこで必要なことを全てセットアップしておいて、
最初の一点が崩れて急降下、
というのがジェットコースターのコツだ。
計画していないと、
逆にジェットコースターなんて書けない。
適当にアドリブをかましていては、
二手三手で詰むと思うよ。
危険、クリア、さらに危険、クリア、もっと危険、クリア…
の連鎖と、
不穏なまま緊張が途切れないセットアップ、
そしてジェットコースターが終わった後に、
そのセットアップが伏線になり解決に至る、
というのが、
ジェットコースターに必要な最低限のセットではないかな。
「怒涛の展開」といわれる一部に使っても良いし、
ストーリー全体をそうしても良い。
結局、高度に融合した基本を使うことに変わりないんだよね。
2018年07月22日
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