2018年07月25日

【配列】新配列習得は、別のキーボードを使おう

新配列習得なんてしようとするからには、
キーボードは複数もってるでしょ?
今のベストのキーボードじゃなくてよくて、
ひと世代前のキーボードで練習すること。
なぜか?


触覚の記憶が、まざらないから。

表面の手触り以外にも、
高さ、角度、
軸など、全部違うやつがいい。


プルースト効果というものがある。
ある香りを嗅ぐだけでその時の記憶がよみがえるというやつ。
嗅覚と別の記憶が紐付いているんだね。

街で元カノのシャンプーと同じ香りを嗅いだ時、
色々思い出すのと同じこと。
嗅覚でなくとも、
聴覚でも起こる。
高校時代に聴いてた曲を聞くだけで、
曲とは直接関係ない、
あの時の出来事や気持ちが蘇る。

我々の脳は、様々な感覚を統合して記憶し、
その一部から紐づけて呼び出すことができる。


嗅覚や聴覚で起こるんだから、
触覚で起こらないはずがない。

記憶の定着に、
触覚を意図的に使い分けるのだ。


会社ではノーマルなqwertyローマ字、
家では特殊な○○配列、なんて人はよく見る。

打鍵環境をガラリと変えて固定することで、
混同を防いでいるわけだ。(ほとんど無意識で)

スマホのフリックとタイピングの配列が混ざらないのだって、
手触りからシステムから姿勢から視界から、
全部違うからだと思う。
どっちかのデバイスに常に統一されて、
インターフェースも同じなら、
混同甚だしくなることが想像できる。


ということで、
意図的にそれをやる。


キーの感触で配列を思い出すことはよくあるよね。

僕の例でいうと、
使い慣れていないキーボードで薙刀式を打つときは、やはり不安になる。
逆に今のキーボードでローマ字打ったことないから、
たぶん会社のキーボードより遅いだろう。

今僕は、
NiZ、静電容量35gで薙刀式を、
バッファローのパンタグラフ(60gぐらいかな体感)
で、親指シフトをやっている。

角度も指の距離も押下圧も空間的な関係も、
キーの材質もホームポジションのぽっちの形も、
見た目も高さも微妙なキーの配置も違う。

わざと全然違うキーボードにしてみた。
だから混同することが少ないと思う。



触覚で記憶を定着させ、
触覚で思い出すことを容易にする。

所詮ブラインドタッチなんて、
パプロフの犬みたいな条件付き反射だ。

その条件をなるべく混在させないのは、
たぶん有効。



大昔に買って死蔵しているキーボードを引っ張り出そう。
それでしかその配列を打たない、とルールを決める。
マスターするまでそれをやれば、
案外混同は避けられるよ。
posted by おおおかとしひこ at 16:05| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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