もう一通り打てるようになった。
母音の小書きは場所だけ覚えて当てもん状態、
半濁音もあやふやだが、
まあ「打てるようになった」と言っても過言ではない状態。
秒1打くらいかな。
で、運指のことを考えはじめることになる。
親指シフトは、運指が優秀なのか?
少なくとも僕にとっては、
とてもじゃないが、
1000字/10分を達成できる配列ではないと予感している。
それは、
薬指小指の頻度の多さだ。
以前調べた調査によると、
左右薬指小指で合計35%にのぼる。
僕の指の感覚から作った薙刀式の20%と比較すると、
あまりの多さに痛くなるレベル。
(指の強さには個人差があります)
カナ出現率トップ3。
「う」左小指中段、
「い」右薬指中段、
「ん」右小指中段。
頻出2グラムトップ、
「ょう」右薬指中段+右親指→左小指中段。
格助詞「が」、助詞や漢語に多く含まれる「か」、
左薬指上段。
漢語に多く含まれ、濁音や拗音を多く作る「し」、
左薬指中段。
日本語の要となる文字の多くが、
薬指小指に集中する。
ただ、
親指の位置固定が必要な親指シフトにとって、
「親指+小指中段をアンカーポイントにして、
他の指たちを自由に動かす」
という運指の意図は感じられる。
句読点を両小指上段に例外的に置いていることも、
その傍証だと思う。
これによって小指は実質中段に固定される。
うまいアイデアだとは思うが、
句読点を実際に打つのが僕にはしんどすぎる。
これらの運指を実現するため、
「猫の手に構え、指先で打つ」
「掴むような同時打鍵」
「腕は浮かし、手首はつけない」
という注意点がある。
たしかに他の打ち方よりもこのやり方だと、
親指シフトは楽に打てるので、
オススメであることは5分で理解できた。
が。
腕を浮かし続けるのはどうやってか?
「文を打つ(浮かして)」
→「変換操作(浮かして)」
→ループ
だと、浮かし続けることになるため、
これはしんどい。
畢竟、
「文を打つ(浮かして)」
→「変換操作(ここで腕を置き、休む)」
→ループ
の形になる。
これが僕にとってはかったるい。
薙刀式では、
変換操作もホームポジションから動かさない仕組みにしたので、
いちいち手や腕のポジションを変える必要がない。
文字入力と変換操作を一連のシームレスにすることが、
スピードを上げ、文字入力のストレスを減らすと考える。
評判に賛否があるMacのライブ変換も、
やり方は違うが目的は同じだ。
(Macの場合は「変換精度は7割ぐらいあってればよし」
という大雑把さがあるとちょうどよい)
薙刀式はMS- IME想定なので、
「一文打ってからの変換なので、
ほぼほぼ変換が合っている。
気になるところだけショートカットで直していく」
というスタイルだ。
これをホームポジションから手を動かさず、
編集モードで出来るようになっている。
ここが、僕が1000字/10分を維持できる秘密かもしれない。
しかるに親指シフト。
どうしても「腕を休める」
という段階が必要な感触があった。
浮かし続ける行為は10分持たないので、
こんなんで何時間も書けるわけがない。
このへんどうしてるんだ?
1時間、腕の浮かし(休み)込みで打っている打鍵動画はないものか?
つまり、
「親指シフトによる著述」は、
薙刀式の想定(1500〜1000字/10分)よりもゆっくりなのではないか?
という仮説が出てくる。
(オアシスワープロ大会の優勝者が800字程度/10分、
ということを考慮に入れている)
いや、僕が指が弱く、腕も弱いだけかも知れないが。
多分かつての飛鳥の速度は超えた。
秒一打として600カナ/10分か。
そこまで集中力がまだ持たないなあ。
引き続き観察。
2018年07月26日
この記事へのコメント
コメントを書く