2018年07月26日

【親指シフト】薬指小指に問題があると思う

もう一通り打てるようになった。
母音の小書きは場所だけ覚えて当てもん状態、
半濁音もあやふやだが、
まあ「打てるようになった」と言っても過言ではない状態。
秒1打くらいかな。

で、運指のことを考えはじめることになる。
親指シフトは、運指が優秀なのか?


少なくとも僕にとっては、
とてもじゃないが、
1000字/10分を達成できる配列ではないと予感している。

それは、
薬指小指の頻度の多さだ。

以前調べた調査によると、
左右薬指小指で合計35%にのぼる。

僕の指の感覚から作った薙刀式の20%と比較すると、
あまりの多さに痛くなるレベル。
(指の強さには個人差があります)



カナ出現率トップ3。
「う」左小指中段、
「い」右薬指中段、
「ん」右小指中段。

頻出2グラムトップ、
「ょう」右薬指中段+右親指→左小指中段。

格助詞「が」、助詞や漢語に多く含まれる「か」、
左薬指上段。

漢語に多く含まれ、濁音や拗音を多く作る「し」、
左薬指中段。


日本語の要となる文字の多くが、
薬指小指に集中する。


ただ、
親指の位置固定が必要な親指シフトにとって、
「親指+小指中段をアンカーポイントにして、
他の指たちを自由に動かす」
という運指の意図は感じられる。

句読点を両小指上段に例外的に置いていることも、
その傍証だと思う。
これによって小指は実質中段に固定される。
うまいアイデアだとは思うが、
句読点を実際に打つのが僕にはしんどすぎる。



これらの運指を実現するため、
「猫の手に構え、指先で打つ」
「掴むような同時打鍵」
「腕は浮かし、手首はつけない」
という注意点がある。

たしかに他の打ち方よりもこのやり方だと、
親指シフトは楽に打てるので、
オススメであることは5分で理解できた。


が。

腕を浮かし続けるのはどうやってか?

「文を打つ(浮かして)」
→「変換操作(浮かして)」
→ループ

だと、浮かし続けることになるため、
これはしんどい。
畢竟、

「文を打つ(浮かして)」
→「変換操作(ここで腕を置き、休む)」
→ループ

の形になる。

これが僕にとってはかったるい。

薙刀式では、
変換操作もホームポジションから動かさない仕組みにしたので、
いちいち手や腕のポジションを変える必要がない。

文字入力と変換操作を一連のシームレスにすることが、
スピードを上げ、文字入力のストレスを減らすと考える。

評判に賛否があるMacのライブ変換も、
やり方は違うが目的は同じだ。
(Macの場合は「変換精度は7割ぐらいあってればよし」
という大雑把さがあるとちょうどよい)

薙刀式はMS- IME想定なので、
「一文打ってからの変換なので、
ほぼほぼ変換が合っている。
気になるところだけショートカットで直していく」
というスタイルだ。

これをホームポジションから手を動かさず、
編集モードで出来るようになっている。

ここが、僕が1000字/10分を維持できる秘密かもしれない。


しかるに親指シフト。

どうしても「腕を休める」
という段階が必要な感触があった。

浮かし続ける行為は10分持たないので、
こんなんで何時間も書けるわけがない。

このへんどうしてるんだ?
1時間、腕の浮かし(休み)込みで打っている打鍵動画はないものか?


つまり、
「親指シフトによる著述」は、
薙刀式の想定(1500〜1000字/10分)よりもゆっくりなのではないか?
という仮説が出てくる。

(オアシスワープロ大会の優勝者が800字程度/10分、
ということを考慮に入れている)


いや、僕が指が弱く、腕も弱いだけかも知れないが。


多分かつての飛鳥の速度は超えた。
秒一打として600カナ/10分か。
そこまで集中力がまだ持たないなあ。
引き続き観察。
posted by おおおかとしひこ at 23:59| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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