2018年07月31日

後置法

「万引家族」の脚本上のテクニック。
モンタージュ法と関係している。
以下ネタバレ。




「だめだけど、幸せ」な家族を描いておいて、
ばあさん死んだときに、
なんだか匂わせておいて、
あとで殺人犯夫婦だったとばらす。


なるほどそうだったのか、
しかしそうは見えなかった、
あの時の疑似家族の幸せは本物だったのだ、
と、
観客は思い出すことで考え込む。



人には内面と、ガワがある。

先に内面を見せておいて、
あとでガワで正体をばらす。


先にガワを見せておいて、
あとで内面の正体を見せるのに対して、
後置法だといえる。


珍しくもなんともないテクニックだったが、
印象的に使えていたと思う。
たとえばウルトラセブンの最終回も、
同様の構造を持っている。
posted by おおおかとしひこ at 11:49| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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