2018年08月07日

【入力環境を改善しよう4】機能キーを近くに

ブラインドタッチができるようになっても、
実は劇的によくなるわけではない。
ブラインドタッチを呪文のように目標としていた僕にとって、
この事実は衝撃的だった。

なぜって?

日本語入力には、変換や候補選択や、文節調整などの、
「変換操作」が別にあるからだ。
英文とは違い「打って終わり」じゃないんだよね。


ブラインドタッチができるようになると、
BSキー、エンターキー、カーソルキー、シフトキーが遠いことに、
イライラするようになる。

これをブラインドタッチするには小指を使うことになり、
カーソルを使うには手を一回ホームポジションから離す必要がある。
それがとても効率が悪いと僕は感じていた。


日本語英語を切り替える「全角半角キー」も、
あほかと思うほど遠い所にある。
(Macの英数/かなの位置はベストだと思う。
僕はMacユーザーから文字を書く為にWindowsに移り、
そのアホさに開いた口がまだふさがっていない)


また、ショートカットも効率が悪い。
それ自体はいいけど、コントロールキーが遠すぎる。
僕はこれをブラインドタッチで押せたことがない。

(ちまたには、左手の小指の根本で押すテクニックがあるらしい。
そんなに器用なことをしている間に、
何をしたかったか忘れてしまいそうだ)

僕はあまり使わないが、
オルトやウィンドウズキーのショートカットを使う人もいるだろう。
ファンクションキーなんて絶対に無理だ。

これらがおかしいのは、
もうWindowsの欠陥だと思う。


しかしこれ以上のキーボードは出なさそうだから、
工夫することになる。

キーの位置を変えることによってだ。




ここから以降は、
いばらの道である。

なにせ、まだ完全解の見つかっていない世界だ。


また、人によって作業内容も書く文章も違うから、
正解が一つであるべきかどうかも定かではない。
その人によっても、
作業が変われば要求も変わる可能性もある。

その日々変更に耐えられれば、
「日々配列を変え続けて最高を目指すか、
そこそこで満足しながら生きていく」
かを選ぶことが出来る。

また、「配列を変える」という行為は、
「エミュレータ」という種類のソフトをインストールして、
それを使い続けることだから、
そのエミュレータにも詳しくならないといけないし、
OSのバージョンアップについていかない可能性もある。
(僕はこれに備えて、かえうちと自作キーボードを視野に入れ始めている)

また昨今のセキュリティ強化によって、
共同PCはインストール禁止だったりする。
自分の私用PCだけその環境で、
他のPCは違うというイライラがあることも多い。
(かえうちはそれを解消する画期的な発明だ。
この数年で最も優れたアイデアと実現だと考えている)


配列を変える行為は、
自分だけの文房具をつくり、
うまく使い続けられる環境をも、
自分で作り続けることだ。

すべてはDIYの世界で、
それをやれるからには、
よほどのモチベーションがないとできない。


僕はデフォルトの入力環境が、
あほかと思うお粗末さだと感じているので、
この道に踏み切った。

やりたいことにたいして、
道がないならば、作るだけだ。
それが人生だ。



前置きが長くなった。

そういった機能キーを、
まずホームポジション周辺に寄せることを、
やってみると便利である。


JP配列ならば、
ほとんど使わない「無変換」「変換」キーがある。
これに何かを当てようというのが、
改良の第一歩だ。

Macのように英数、かなを割り当ててもいい。
エンターとBSもいいアイデアだ。
カーソルの左右を当ててもいい。
シフトとコントロールを当てる人もいるだろう。

変換キーの右横にも「ひらがなカタカナキー」という、
これまた使わないキーがあるから、
これにもなんか仕込もうか。

また右小指外の記号キーの部分にも、
なにかを仕込むのもある。
小指中段外に、エンターとBSを持ってくるだけでも、
使いやすくなるかもしれない。

そうそう、ローマ字を使いつづけるとしても、
「ー」はよくないよな。
それを右小指中段の一個外に置くだけでも、
各段に使いやすくなるよね。
「キーボード」とか、外来語を打ちやすくなるだろう。


ほかにこのように変えた例もあるので、
https://kouy.exblog.jp/7961183/
を参考にされたい。
ここに出会ったので僕は、
「配列を変える合理があるぞ」と知った。




もしキーボードに、
好きなキーを好きなように、自由に配置できたら?

それが配列道の入り口で、
「これ以上効率化できない」
「これ以上配置に凝っても使いこなせない」が出口だろう。

それには、
「自分が何をしたいのか」
「何が現在不便なのか」を知ると、
配置の基準になる。

リストアップしておくと客観的になれるだろう。


エミュレータは、
DvorakJを僕は使っている。
かなり自由度が高いけど、出来ないこともある。
(Capslockを修飾キーに出来ないなど)

ほかにも「やまぶきR」や「のどか」などがあるが、
詳しくないので名前を上げるにとどめておく。
MacだとKarabinar-Elementsだろうかね。

ハード的にUSBにかまして配列を変えてしまう装置「かえうち」は、
機能キーを入れ替えたり移動したりするのは、
初心者はこれが楽かもしれない。
9000円と、
高級キーボードに比べればお求めやすい価格です。

(高級キーボード、パームレスト、かえうちフルセットで、
3万で足りないかも知れない。
以後の試行錯誤でまた何か買うから、10万は準備した方が良いだろう)



機能キーを入れ替えれば、
比較的打鍵生活は楽になる。
ホームポジションを崩す確率が減り、
作業が楽になるだろう。

で。

Qwertyローマ字が、
効率の悪いやり方であることに、
いつか気づく。

このままでいいという判断もある。
あなたのPCを一生使う保証はないから、
次のPCでどうするかも考えなければならないし。


ちなみに変えるとどうなる?
次回。
posted by おおおかとしひこ at 22:03| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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