「」を、
「カギカッコひらく、とじる、確定して一文字戻る」
というショートカットに定義している。
いつも書いている作法をマクロにしたんだけど、
これは僕のオリジナルでもなんでもなくて、
記号系定義のある配列ならポピュラーな考え方だ。
(僕は縦書きなので「戻る」は「↑」だ。
これが横書きにはうっとおしい。
ctrl+F, Bみたいな一文字進む戻るというショートカットがあれば、
縦書き横書き共通に出来たのだが…)
で、思ったんだよな。
「の書き始めは便利だけど、
」の終わり際が面倒だぞと。
「」は僕の場合、
台詞の応酬に使う。
「台詞1」
「台詞2」
「台詞3」
…
などのようにだ。
書き始めは楽だ。
キャレット(カーソル)を|で示すと、
「|」
のような状態になり、
すぐに台詞を書き始められる。
けれども終わり間際。
「台詞、未確定文字|」
とあるとき、
「確定、一文字進む、改行」
と三つの操作をしなくては次に行けない。
(「台詞」のあとは普通改行)
面倒。
なので、このショートカットを編集モードに組み込むことにした。
ついでに、
「確定、一文字進む、改行、「」、確定、一文字戻る」
という長いマクロをつくれば、
台詞終わり未確定→次台詞
と筆が進むことに気づいた。
便利。
で、ややこしいことに、
「?」「!」「……」「ーー」
などの記号は、変換不要の確定こみにしている。
なので、これらが台詞終わりに来た時は、
確定を含まない、
「一文字進む、改行」
「一文字進む、改行、「」、確定、一文字戻る」
を使う必要があり、
それもショートカットに定義した次第。
便利。
でもややこしい。
使いこなせるかな。
僕はつねに「咄嗟に使えるのは3まで」
と考えていて、
それが薙刀式に4以上の同時押しを置かない根拠なんだけど、
2×2とはいえ4になってしまうこれを、
まだ使いこなせてなかったりする。
しかも終わりで改行しない、
「確定、一文字進む」も欲しいなあ(地の文用に)、
なんて考えると、
もうややこしくてしょうがない。
これらのショートカットがない小説家とか、
どうしてんだ?
いちいち右手をホームポジションから外して、
カーソルキーと「」とエンターを使うの?
バカバカしくね?
台詞劇のリズムが死なね?
ちなみに脚本の時は、
カタナ式動画でも示したけど、
A「」
B「」
というのをまず書いて、これをコピペすることをよくやる。
(カタナ式動画では、
小次郎「」
姫 子「」
と打ってコピペしている)
脚本では「名前は3文字領域に書く」という暗黙ルールがあるので、
それも込みで一々打つのは馬鹿らしいからだ。
AB二人の台詞の応酬とも限らないから、
CやDが発言する時は、時に応じて書き換えて使っている。
でも名前表記がない小説で、
しかも台詞の応酬になってくると、
」からの脱出や確定周りが超面倒なんだよね。
JISキーボードのときは変換キーが確定かつ編集キーだったので、
指が素直に進んだけど、
USキーボードではそうもいかず指が絡む。
指遣いも含んだエレガントな解を、
僕が考えないといけないんだろうなあ…
こんなの誰もやってないよなあ…
ということで次のv9はほぼ配列は固定、
今この辺を煮詰めています。
実戦で使えば使うほど、
欲しい機能が出てくることよ…
カタナ式、薙刀式は「物語を書く配列」
なので、そのへんのことは充実させたい。
他の種類の文章を書く人は、
どういうショートカットがあると便利なのだろうねえ。
機能特化した配列があってもいいと思うんだが、
ないのかしら。
配列作者は文字のことはよく語るけど、
記号やショートカットはあまり語らない。
使ってないんじゃないのかなあ、とすら邪推する。
そういう意味で、
プログラマが「記号のためにUSキーボードを使う」というのは信頼できる。
しかも数字はあまり使わないから、
数字段単打を記号、シフトで数字と、入れ替える流派もあるそうだ。
でもプログラマだったらプログラム書いて、
JISキーボードの記号配置を変更して、
親指キーを活用した方がいいと思うんだけどね。
僕は35gかつモバイルのキーボードが現状NiZしかないので、
US配列を(嫌々)使っている。
ぶっちゃけ、自作キーボードにすればそのへんは全部クリアできるわけだ。
薙刀式がフィックスしたらそういうの作りてえなあ。
左右分割の対称配列の…ケースやアームレストごとデザインされた…
2018年08月12日
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