1 ブラインドタッチがみんな(7割)出来ないから
(見ながら打つなら、親指シフトよりqwertyの方が楽。
ブラインドタッチになって初めてqwertyは指に悪く非効率とわかる)
2 親指キーボードが必要だったが、特定企業のものでJIS化出来ず、
デファクトスタンダードの波に飲み込まれたから
3 逆にJIS規格が進歩の停滞を招いたから
新規参入は数売れる保証がなく、常に潰れる
「互いの利益を守るために足を引っ張り合い、
牽制しあい、
結果ろくでもない合意に達して、
誰も得しないものが普及していく」
のは、日本の最も悪い面だ。
東京オリンピックがそうなりかかっている。
オリンピックは一時の景気策だが、
文字入力は、知の根幹読み書きに関する部分で、
それを電機メーカーに委託したのが間違いだ。
僕は文字入力方式は国策レベルだと考えている。
しかしひとつが寡占する状態ではなく、
複数の方式を自由に選択できる、
市場原理に任せる方式にした方がいいとも考えている。
フリック方式はそのひとつとなったが、
長文入力(たとえば1万字)は辛いという欠点を抱えている。
親指シフトが普及するには、
1 ブラインドタッチが必要な層に、
上手に届けられるようになること
2 マンツーマンの指導があった方がベター
3 それで儲かり、会社が設立できるほどでない
が議論のポイントとなるだろうか。
ものくろさんはそれらを上手に統合して、
親指シフト講座を少数セミナーでやり続けている。
個人塾、そろばん塾、寺子屋レベルだが、
その規模のビジネスなら草の根として安定するかもしれない。
こういう人たちが一定の閾値を超えると、
普及フェイズに入るかもしれない。
つまり、
「親指シフト方式は便利にも関わらず、なぜ普及しなかったのか?」
に答える最も短い問いは、
「方式だけではビジネスにならなかった」
からだと言える。
(方式が普及するには、寡占ビジネスと表裏一体だ。
ニコラ・テスラの交流電流は、
エジソンの直流に寡占ビジネスで負けた)
ちなみに、
親指シフトよりも高効率の配列はいくつかある。
それらについて僕は探求中だ。
飛鳥配列、新下駄配列、月配列、TRON配列、蜂蜜小梅配列、新JIS配列、
そして薙刀式でググってくれたまえ。
ローマ字ならSKY配列、けいならべ、カタナ式を薦めている。
僕が触った中では、
飛鳥配列、新下駄配列、薙刀式を推薦しておく。
2018年08月18日
この記事へのコメント
コメントを書く