2018年08月19日

【薙刀式】キーボード膝上派2

塩澤メソッド(hhkbを膝上に置くやり方。
もっとも当の塩澤氏は机の上の二台のhhkbで、
左右分割されているそうだが)はいい。

しかし安定しないし、蒸れる。
なにがいいのか考えて、改造した。

膝上大岡メソッド。


100円ショップで、
A4サイズのファイルケースを買ってきた。

透明プラ(ポリプロピレン)、厚み4.4センチ。
軽くてたわまず、平面も歪まず、キーボードを置くに十分な広さ。

最初は木材で自作しようと思ったが、
丁度いいサイズを100円ショップで見つけてしまった。

この上にNiZを置くと、丁度いい。
(僕の場合は奥チルト用の8ミリ厚の板と、
パームレスト用の厚み1センチの板もついでに乗せている。
直置きだと手首を返さないといけなくなるので)

ちなみにマウスは机の上。
モニタはキーボードがないぶん、手前に詰められる。
(資料などを広げてもよい)



膝上システムは何がいいのか、
じっくり観察していて分かった。

肘が体側に固定されるのがいいのだ。


理想の上腕は水平になることで、
肘は110度程度が望ましく、
手首も水平になるのが理想で、
指先はそれより下に下がるから、
上腕より下にキーボードがあるべきだ。

しかしこれを椅子に座ってやるとわかるが、
日本の平均的な机は高すぎる。

理想のキーボードの高さにするならば、
かなり机を下げなければいけなくなる。
下がる机を持っている人はいいが、
殆どの日本の机は固定だ。
(そして杉田さんはそのテーブルを自作している)

ちなみにピアノを弾くときは、
この高さにするそうだ。
ピアノの高さは変わらないから、
椅子の高さが調整できるようになっている。
ピアノ用椅子は、高さ調整出来る椅子のことなのだ。

日本の事務用椅子も高さを調整できるが、
仮に事務机にキーボードを置くと、
相当椅子を高くしなければならない。
10センチとかそれ以上。

それは足がつかなくて不安定になる。
富士通のページを見ると椅子の下に大きな台をかませと。
無茶すぎるわ。


で、膝上システムだ。
なんならテーブルの下にキーボードがあるようになるわけだ。

しかし膝直置きだとこれまた微妙に低い。
蒸れるし安定しないし、奥チルトにならないし。


で、クリアファイルケースの出番。

丁度いい4センチ半上げ、
天面はA4で水平がしっかりしてるから、
キーボードもパームレストも乗るという仕組み。

(ついでにキーボードキャリアも兼ねる!
充電ケーブルとかマウスも入れられる!
本来書類入れなので10枚くらい書類を入れてもジャストサイズ!)


杉田さんの自作テーブルに影響を受け、
自分の膝上4.5センチにキーボードを固定するシステムを作ろうと、
木工でもやろうかなとハンズに向かった。
途中100円ショップに寄ったら、
4.4センチあげられる平面状の物体を見つけたというわけ。


塩澤メソッドに比べて大岡メソッドがいいところは、
前腕が水平で、肘がいい位置で体側に固定されること。
塩澤メソッドだとどうしても前腕が下がる。
(親指シフトのお化けの手には丁度いいかもだけど)


ずっと机の上で打鍵すると、
腕がだるくなるんだよね。

肘は固定できない(体から離れる)ので、
手首を固定するしかなく、
重い腕が空中に浮き続けることになる。

それを避けるためにアームレストがわりに大きめの板を使っていた。
エルゴノミクス配慮のキーボードは、
大抵大きなアームレストになるくらいのパームレストが付いてくる。

それよりも肘を体側(前の肋あたりになる)につけたほうが、
腕を楽に固定できることが分かった。



難を言えば、
奇異の目で見られることか。
ポリプロピレンのケースはオシャレじゃないし。
(アルミとかを現在探し中。無印良品にあるかも)
あと席を外すとき面倒だね。

でも確実に腕は楽になった。
腱鞘炎完治は近いかもしれない。


投資額は108円。失敗しても書類入れにどうぞ。
posted by おおおかとしひこ at 12:00| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
https://m.facebook.com/groups/460174320677159?view=permalink&id=1622200861141160

100均ショップのファイルケースは私も重宝してます。
Posted by 杉田伸樹 at 2018年08月19日 18:38
杉田伸樹さんコメントありがとうございます。

膝上4.5センチあたりが自分の理想のキーボードの高さだなあ、
と本などを重ねて数字を出していたところ、
丁度4.4センチのファイルケースを見つけてしまいました。
クッションだと不定形なので、硬い平面として重宝してます。
奥チルトだと滑るかな、と思っていましたが、
キーボードのゴム足が耐えてくれています。

ただ使っているパームレストが入らず、やむなく別持ち。
ここのところが統合できると、
膝上テーブルかつキャリアとして完璧なんですが…。
(世の中にパソコン入れはあってもキーボード入れはなかなかない)

厚み4.4は他に探しても意外とないですね。
10、30、60は割と見る。
ちなみにキャンドゥでゲットしました。
Posted by おおおかとしひこ at 2018年08月19日 20:02
http://izumi-kurashikan.jp/?pid=75584620
私の使っているのはこれですが、厚さは44ミリですね。同じかもしれません。
Posted by 杉田伸樹 at 2018年08月19日 20:48
微妙にそちらの方が大きいですね。厚みは同じだけど。
それだと諸々が入りそうなので、注文してしまいました。
Posted by おおおかとしひこ at 2018年08月19日 23:15
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