塩澤メソッド(hhkbを膝上に置くやり方。
もっとも当の塩澤氏は机の上の二台のhhkbで、
左右分割されているそうだが)はいい。
しかし安定しないし、蒸れる。
なにがいいのか考えて、改造した。
膝上大岡メソッド。
100円ショップで、
A4サイズのファイルケースを買ってきた。
透明プラ(ポリプロピレン)、厚み4.4センチ。
軽くてたわまず、平面も歪まず、キーボードを置くに十分な広さ。
最初は木材で自作しようと思ったが、
丁度いいサイズを100円ショップで見つけてしまった。
この上にNiZを置くと、丁度いい。
(僕の場合は奥チルト用の8ミリ厚の板と、
パームレスト用の厚み1センチの板もついでに乗せている。
直置きだと手首を返さないといけなくなるので)
ちなみにマウスは机の上。
モニタはキーボードがないぶん、手前に詰められる。
(資料などを広げてもよい)
膝上システムは何がいいのか、
じっくり観察していて分かった。
肘が体側に固定されるのがいいのだ。
理想の上腕は水平になることで、
肘は110度程度が望ましく、
手首も水平になるのが理想で、
指先はそれより下に下がるから、
上腕より下にキーボードがあるべきだ。
しかしこれを椅子に座ってやるとわかるが、
日本の平均的な机は高すぎる。
理想のキーボードの高さにするならば、
かなり机を下げなければいけなくなる。
下がる机を持っている人はいいが、
殆どの日本の机は固定だ。
(そして杉田さんはそのテーブルを自作している)
ちなみにピアノを弾くときは、
この高さにするそうだ。
ピアノの高さは変わらないから、
椅子の高さが調整できるようになっている。
ピアノ用椅子は、高さ調整出来る椅子のことなのだ。
日本の事務用椅子も高さを調整できるが、
仮に事務机にキーボードを置くと、
相当椅子を高くしなければならない。
10センチとかそれ以上。
それは足がつかなくて不安定になる。
富士通のページを見ると椅子の下に大きな台をかませと。
無茶すぎるわ。
で、膝上システムだ。
なんならテーブルの下にキーボードがあるようになるわけだ。
しかし膝直置きだとこれまた微妙に低い。
蒸れるし安定しないし、奥チルトにならないし。
で、クリアファイルケースの出番。
丁度いい4センチ半上げ、
天面はA4で水平がしっかりしてるから、
キーボードもパームレストも乗るという仕組み。
(ついでにキーボードキャリアも兼ねる!
充電ケーブルとかマウスも入れられる!
本来書類入れなので10枚くらい書類を入れてもジャストサイズ!)
杉田さんの自作テーブルに影響を受け、
自分の膝上4.5センチにキーボードを固定するシステムを作ろうと、
木工でもやろうかなとハンズに向かった。
途中100円ショップに寄ったら、
4.4センチあげられる平面状の物体を見つけたというわけ。
塩澤メソッドに比べて大岡メソッドがいいところは、
前腕が水平で、肘がいい位置で体側に固定されること。
塩澤メソッドだとどうしても前腕が下がる。
(親指シフトのお化けの手には丁度いいかもだけど)
ずっと机の上で打鍵すると、
腕がだるくなるんだよね。
肘は固定できない(体から離れる)ので、
手首を固定するしかなく、
重い腕が空中に浮き続けることになる。
それを避けるためにアームレストがわりに大きめの板を使っていた。
エルゴノミクス配慮のキーボードは、
大抵大きなアームレストになるくらいのパームレストが付いてくる。
それよりも肘を体側(前の肋あたりになる)につけたほうが、
腕を楽に固定できることが分かった。
難を言えば、
奇異の目で見られることか。
ポリプロピレンのケースはオシャレじゃないし。
(アルミとかを現在探し中。無印良品にあるかも)
あと席を外すとき面倒だね。
でも確実に腕は楽になった。
腱鞘炎完治は近いかもしれない。
投資額は108円。失敗しても書類入れにどうぞ。
100均ショップのファイルケースは私も重宝してます。
膝上4.5センチあたりが自分の理想のキーボードの高さだなあ、
と本などを重ねて数字を出していたところ、
丁度4.4センチのファイルケースを見つけてしまいました。
クッションだと不定形なので、硬い平面として重宝してます。
奥チルトだと滑るかな、と思っていましたが、
キーボードのゴム足が耐えてくれています。
ただ使っているパームレストが入らず、やむなく別持ち。
ここのところが統合できると、
膝上テーブルかつキャリアとして完璧なんですが…。
(世の中にパソコン入れはあってもキーボード入れはなかなかない)
厚み4.4は他に探しても意外とないですね。
10、30、60は割と見る。
ちなみにキャンドゥでゲットしました。
私の使っているのはこれですが、厚さは44ミリですね。同じかもしれません。
それだと諸々が入りそうなので、注文してしまいました。