キャラの印象をつけるのに、
登場時に何かを言うことはとてもよい。
それが第一印象になる。
勿論、印象的な登場の仕方を伴うととてもよい。
ヒーローが崖の上から現れ、
「天が呼ぶ地が呼ぶ…」なんて前口上を言うのは、
その典型であるが、
それは他にも応用できる。
宿敵の登場、
悪役の登場、
片思いの相手とのはじめての出会い、
一見いい人だけど実は嫌な人の登場、
一見嫌な人だけど実は良い人の登場、
一見嫌な人で本気で嫌な人の登場、
などなど、
色々なパターンがあり得るだろう。
すごそうな登場だけ書いといて本編ではない期待倒れになるのは、
出落ちという。
狙って出落ちを書くならいいが、
そうでない場合、
「本編の役割やどうやってどうなるかまで決まっている」
状態で、
適切で印象的な登場をつくると、
第一印象からスムーズに話は流れるだろう。
登場の仕方の方が、
ストーリーの中でのサブプロットよりも、
パターンが多いかも知れない。
それは中身とガワの関係になるだろう。
第一印象から話は始まっている。
そしてそこが0ではなく、
それまでの勢いがあってそこに登場する
(ストーリーに参加する)、
ということを考慮に入れるとよい。
新しい登場人物の登場は、
その人の持っている現在の都合や勢いをストーリに持ち込むことになり、
ストーリーが新たな局面に入るということでもある。
つまり登場はターニングポイントであり、
だから印象的にするに越したことはない。
(逆に印象的にしてもターニングポイントになっていなかったら、
出落ちに過ぎない)
2018年08月19日
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