前記事に関連して。
ストーリーとは冒険の事である。
危険がないものは冒険ではない。
命や怪我の危険がないものは冒険ではない。
敵がいないのは冒険ではない。
(敵は全くの他人ではなく、身内にいるときもある)
リスクをいかにリターンに替えたかが冒険である。
ドキドキする。ワクワクする。あっと言う。
それが冒険だ。
一人でする冒険もあれば、仲間のいる冒険もある。
敵が一筋縄ではいかない冒険もある。
人々の集団が一枚岩でない冒険もあり、そのほうがリアルだ。
冒険には宝が必要で、それが冒険の目的である。
当初の宝を得る冒険もあれば、
途中でこれがほんとうの宝だったのか、
と判明する冒険もある。
宝を何故得たいのか、
それぞれの人生の都合での、動機や事情があるだろう。
それらを他人に言うか、秘めているかはその人や冒険次第だろう。
冒険は準備を欠かさない。
危険なことが分かっているから、事前に綿密な準備をする。
冒険は覚悟でもある。
十分な準備ができないまま出発させられる冒険もある。
その時は現地調達しかなく、サバイバル能力が必要だ。
冒険は邪魔が入る。
その邪魔を振り切ることが冒険だ。
冒険参加者だけでなく、いろいろな方面を巻きこむのも冒険の余波である。
その宝に何か意味があるのか。
それぞれの人生における意味で、
変わってくるはずだ。
最終的に宝を得て帰還した時にようやく落ち着いて、
あれはなんだったんだと分かるものもあるし、
最初からそれが分かっているから冒険に出るものもあるだろう。
あなたの書くものは、
冒険である。
日常で生きていたらとてもやれない、
自分ではすることも出来ない、しようともしない、
架空の、ほんとにありそうな大冒険だ。
だから面白いのだ。
人は冒険に出たい。しかしほんとの冒険はしたくない。
だから物語を見るのかもしれない。
あなたはその筋書きを、1から10まで用意する人だ。
2018年08月24日
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