膝上キーボードをしばらく続けて、
ほかのセッティングでも並行してみている。
もうまる一年以上完治していない、
左手薬指からくる前腕裏側の腱鞘炎が、
完治に向かい始めた。
なぜ膝上がいいのか、色々条件を変えてみて、
ようやく仮説らしきものにたどり着いた。
肘を固定するかしないか、が、
腱鞘炎に効いてくる説。
現在絶賛採用中の膝上キーボードシステムは、
膝上に44ミリのファイルケース(箱型の透明のやつ)を乗せ、
その上に、
NiZ、手前上げ5ミリ板、パームレスト1センチ厚板の、3点セットを置く仕組みだ。
(多少滑るけど、まあいいやと思って打っている。
意外とゴム足が耐えてくれる。
気になるならゴムシートを一面貼ったり、
ランチョンマットのようなものを敷くといいかも)
で、この奇妙な姿勢の何がいいのかを観察していると、
「肘が腹で固定されている」のがいいんじゃないかと気づいた。
ためしに、膝上で無理に肘をあけて打つと、
楽な感じがなくなる。
さらにためしに机の上にキーボードを戻し、
ずいぶん奥に置いて、
肘までテーブルに乗せて腕を伸ばして打ってみる。
(モニタはめっちゃ遠い)
これは膝上の楽さに似ている。
で、肘の固定こそが肝なのではないか、
という仮説にたどり着いた。
色々工夫をして、
1 机のヘリから20センチほど奥にキーボードを置き、
2 5ミリほど垂直方向にアップ(薄い板をかました)、
3 机のヘリに肘のやや前の部分をつけて支点とし、
4 手首は浮かせたまま打つ
というが今のところいいんじゃないかと思っている。
腕はややハノ字にしたほうが肘が楽。
(つまり直線よりも斜めに前腕を置いたほうが、
机のヘリからキーボードまでの距離を少しでも稼げるということ)
今まで手首を浮かせるために、
パームレストに脈の部分をつけて手首だけ前に出していたりしたが、
その必要もなく、
肘(よりやや前)が支点になって前腕全体を支える感じ。
もちろん疲れたら手首をベタ付けしながら打ってもいい。
でも速く打ちたいときは自然と手首が浮くようになるみたい。
で、キーボードは上から見てやや時計に回転させると、
キーの左傾きに対する左手首のひねりを楽にするようだ。
これは気分によってはなくてもいいみたい。
ううむ、また奇妙な方法にたどり着いたなあ。
色々な置き方を試して、
その共通項は何かを都度考えてきたが、
「何をすると腱鞘炎は治るのか」の答えは明確ではない。
(もちろんしばらく休むのがいいとは思うけど)
で、
「肘を固定して手首を自由に」が、
その共通法則なんじゃないかという仮説。
こういうことに気づいたときは、
「疲れるまで打ってみて試す」をやるから、
いつまでたっても治らないのかもしれない。
とりあえず膝上システムと比較していきたい。
エンドゲームは遠いのか。
しかしシンプルな解に収束しつつあるような。
2018年08月28日
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