2018年08月30日

【薙刀式】「疲れない姿勢はない」という仮説

ずっと腱鞘炎にならない、「正しい打鍵姿勢」を追い求めてきた。
何パターンも作り出して、疲れるまで試して、
また変えて、を繰り返していた。

で、気づいたのだ。

人は寝返りを打つ。
たった一つの正しい姿勢などない。
正しい姿勢はなにかと、自分で「姿勢を変え続けること」
こそが、正しい姿勢制御なのだと。

物語の大どんでん返しのようだ。


椅子で座り方を変えるように、
キーボードの置き方、腕の置き方、
キーボードの距離、中央の左右を、
適宜変えよう。

そうすることで疲れを分散する。
柔軟に対応することが答えだ、という仮説。


このために、無線キーボード推奨。

僕の愛用キーボード、NiZの例で示す。


キーボード(キーを山形にセット、スペースは逆付け)
と、
パームレスト板(5ミリ厚前後2.5センチ幅30センチ)
の二つだけで組み合わせる。

以下の姿勢を適当に動く。

A. 普通に置いてパームレスト
B. キーボードを倍くらい遠くに置き、机のヘリに腕をつける、手首は浮かす
C. それにパームレストを使用
D. キーボードの下に板を置き、奥チルトとして使う
F. 板なしで、キーボードを机のヘリギリに置いて手を全て浮かせて使う
G. 膝上で使う

疲れたとかどこかが引きつれてだるいなと思ったら変える。
人や体調によるので、法則は一定しない。



おそらく、
「同じキーボードの置き方、構え方」という先入観こそが、
間違いなのではないか?

二時間ペン持って書くときだって、
座り方も紙の置き方もどんどん変わっていく。
持ち方も微妙に変わる。

長時間打鍵とは、それと同じではないだろうか?

15分とか30分おきにキーボードの場所を変えてなぜ悪い?


そういう仮説。


腱鞘炎とキーボードの関係についての研究は、
誰もしていない。

医者に行っても、
炎症どめやサポーターを渡されるだけで、
カイロプラクティックに行っても、
筋をほぐしてもらいストレッチを教えてくれるだけで、
そもそもの正しい打鍵姿勢を教えてくれない。

「正しい姿勢がただ一つだけあり、
それを守ることが腱鞘炎を防ぐ」こそが、
間違いなのではないか?

こんな簡単なことになんで気づかなかったんだろう。
ああでもないこうでもないと、
「模索し続ける姿勢」が、正しい姿勢という、
どんでん返しにたどり着きました。


もちろん、伝統的に疲れにくい姿勢というのはあって、
それを守るとましにはなる。
しかし完治はしない。
平均的に疲れにくいだけで、
この特別な私の状況に合っているとは限らない。

椅子に正座したって体育座りしたっていいし、
足組んだり胡座をかいてもいい。
膝の上にキーボードを置いたり、高いものに乗せたり、
立って打ってもいいのかもしれない。
スタンディングとシッティングと寝転がりを移動してもいいのかも。

適宜動くのが正解かもだ。
動かないから同じところに疲労が蓄積するんだ。
打鍵は運動なんだから。


そのためには、無線キーボードが必須かと。


斬新な解決かな。よく考えたら普通かな。
僕的にはコロンブスの卵。

疲れない姿勢とは。
答えのないのが答え説。
posted by おおおかとしひこ at 11:44| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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