2018年09月01日

【薙刀式】キーボードは2枚くらいがいいかもしれない

キーボードの数詞は「枚」だってこの業界に入って知った。

で、僕は割と一途なので、
気に入ったキーボードをずっと使いたいのだが、
二枚か三枚かを使い分けた方が、
疲れにはいいんじゃないか説を出してみる。


というのも、
先日色々なセッティングを使い分けた方が、
寝返りを打つようになって、
同じ腱の酷使を避けることになり、
凝り固まった腱鞘炎をほぐすことになるのでは、
という説を唱えてみたが、
これがセッティングや姿勢だけでなく、
キーボードそのものにも同じ考えが適用出来るのでは、
と思ったからだ。


つまり、同じ機種を二つ使えということではなく、
全然違うほうがいいのでは説。

僕の例でいうと、
NiZ Plum 75と、
Qizan Magicforce 40を使い分けている。

どちらも35g荷重の最軽量クラスの軸だが、
前者は静電容量無接点方式で、
後者はgateronの白軸(リニア、メカニカル)だ。

前者はふかふかで底打ちしてもラバードームで受け止めてくれて、
後者はシャープで底打ちするとカツンという。

レイアウトも、
前者は75%、後者は40%キーボードなので、
機能キーやFnとの組み合わせが全然違う。
(ただコントロールキーだけは、
前者はハード上で、後者はかえうちで、
両者A横に統一している)


キーピッチは同じだが、
高さも奥も横幅も傾斜角も違うので、
構えやパームレストも違うものがいい。
キーキャップは、
前者はPBTで後者はABSなので、
しっとりとツルツルの差がある。

ただ今は無刻印PBTキャップで統一している。
高さの違うキーを入れ替えて、
中央に向かって山形をつくるためだ。
(元のキーでもいいけど印字がめちゃくちゃになって、
かっこわるいので)
手触りは同じだが、傾斜角は違うので、
両者は似ているが違う感じだ。

前者は無線だから取り回し自由で、
後者はかえうち経由の有線なので態勢が不自由。


両者は似ているが非なるもの。
サーキットトレーニングのように、
違うところが疲労し、鍛えられるような気がする。


自作キーボード勢やキーボード沼勢が、
「ちがうこれじゃない」と、
エンドゲームキーボードを求めるのは、
無意識に寝返りを打ちたいからかもしれない、
と僕は思ったわけだ。

エンドゲームキーボードは、
ただひとつの終着点のように想像されているが、
実は複数を回遊することがエンドゲームなんじゃね?
なんて想像し始めている。


これは、ひょっとすると配列にも言えるかもしれない。

なぜ配列作者はなかなか配列を固定しないのか?
「ちがう、そうじゃない」と、
変え続けるのか?

寝返りを打ってるんじゃないだろうか。

これがいいと思ったけど、
これをやり続けるとここが凝ってくるので、
こっちに寝返りを打とうとして、
いくつかの音を入れ替え、
以下ループになっているのでは。

配列作者の言葉を見ていると、
会社や仕事ではQwertyローマ字、
家ではマイ配列、なんてやってる人が多い。
あれ?これって丁度いい寝返りになってるんじゃね?
って思ったわけだ。


浮気する人は、
やっぱり嫁が一番なんだなあと確認するために浮気したりする。
旅行に行ったけどやっぱり家が一番、
なんていう感じ。

色々試して、動き続けるのは、
人の性で、しかも凝り固まりを避ける本能かも知れないね。


「これを使い続けるのは我慢ならないから」
というのが配列屋さんとかキーボード沼さんの動機だと思うが、
それって、床ずれを直そうとしている本能かも知れない。

体の微妙な不快が動機であって、
効率化うんぬんは理性による言い訳なんじゃないかなあ。



自作キーボード勢がよく持っている、
キー軸のテスターは、
それ自体寝返りのための道具だなとも思う。



気に入ったキーボードを複数使ったり、
気に入ったセッティングを複数使ったり、
気に入った配列を複数使ったりするのは、
どうにかして体の不快をなだめようとする、
本能的な動きかもなあ。


ということで、
たったひとつという幻想はなくてもいいかもしれない。
勿論物凄くしっくりくればエンドゲームかもだけど。

でもアナログのペンだと、
僕はルーティンが決まってるんだよね。
デジタルもそうなれるといいなあ。
posted by おおおかとしひこ at 15:31| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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