2018年09月09日

今最も王道の映画(「ミッションインポッシブル:フォールアウト」)

難しいことはしなくていいんだよ。
すげえアクション。
権謀術数。
若いもんが闘い、年寄りがフォローする。
そして美女。
トムクルーズが若くない以外は、完璧な王道映画じゃないの。

最高の娯楽でした。

まさかシリーズ中興の祖「ゴーストプロトコル」
を超えてくるとは。


以下微ネタバレ。



脚本論的に面白い所は、
「動機は何か?」の探り合いの面白さ、
ってとこかな。

真意は何なのか?
探り合いとばかしあい。
均衡を破った奴が、
結局行動で責任を取りきる。

いやあ最高の映画の王道ではないですか。


シリーズが長すぎて人物関係が記憶にないのだが、
前長官死んでなかったっけ。ゴーストプロトコルで。

パラレルワールドということで理解したのだが。
妻も何回か死んでたような。
妻役の人も同一役者じゃないよね。
ていうか峰不二子的な女は誰だ?
多分毎度毎度パラレルワールドなんでしょう。


最後まで緊迫させておいての、
ラストの会話の切り返しは見事。
コメディリリーフの見本のようなラスト。
痺れるテーマ曲とともに、
世界最高峰のプログラムピクチャーだなあと。

007はこれに負けてるな。女成分が足りないのかね。




今回の面白さは、イーサンハントのプライベートに踏み込んだ所ですな。
本当の動機が分かった時、
人は感情移入をするわけです。

本気で世界を救いたいこと。
愛する妻を遠ざけてでも守りたいこと。
警官を殺したくないこと。

こういう部分で、僕らはイーサンが好きになる。

妻に夫がいる、
というのがとても良かった。
なんか寅さんみてえだなあ。

このままこのシリーズの続きを見たいけど、
また監督変えてパラレルになっちゃうのかね、
勿体ない。

シリーズ中、最も感情移入が一番できた一本。

全体的にルパンぽかったから、
ルパンの元ネタであるところの、
スパイ大作戦に一番近いのかも知れない。
司令の届き方がこれまでで一番スパイ大作戦ぽかったし。
白煙も含めて。


Mi: シリーズの俺の評価。

2 漢なら2だろ!鳩!バイク!荒波!ヘビメタ!
ゴーストプロトコル ミッドポイントのドバイタワー!
フォールアウト 感情移入とラストアクションが良い!

最低:3
JJは何やらせても詰まらない映画を撮る。
一本でも面白い映画あったか?
「漫画ばかり読んで漫画家になった奴が描いた漫画」
みたいな匂いをJJに感じるんだよなあ。
posted by おおおかとしひこ at 00:09| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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