2018年09月10日

【薙刀式】道具はシンプルになるべきだ

qwertyローマ字やフリックが強いのは、
シンプルだからだ。


フリックの設計は素晴らしい。
これ以上シンプルに文字を打っていくことは難しいぐらい、
究極のひとつだと思う。
その代わり長文がしんどいなどの欠点はあるけれど、
それを感じさせないシンプルさがよい。

qwertyローマ字も単純でよい。
qwertyキーボードが最初にあって、
もうこれは輸入品で変えられない前提での、
見たまんまローマ字で打っていけば打てる、
というシンプルさがよい。

JISカナもシンプルでよい。
印字さえ見れば打っていけるし、
小文字がシフト、濁点半濁点が後付けなのも、
シンプルでよい。

ただ問題はカナの配列に規則性がなさすぎて、
思うカナの捜索が困難なことだ。
「習得してしまえばこれがもっとも合理的な配置になるから」
という理由なら納得するけれど、
そうなっていないのが最大の欠点だろう。

つまりJISカナは、方式はシンプルで最高なのに、
配置が大失敗の欠陥を抱えている。
(4段配列の可能性について時々考えるが、
指が追いつかないのでいつも挫折する)


qwerty配列だって英語を打つのに合理的な配置になっていない。
日本語を打つのにも勿論合理的な配置になっていない。
しかし打つ法則自体はシンプル。
これが、みんなブツブツ言いながらもqwertyから転向しない理由の一つだろう。


これに比べれば、
親指シフトも薙刀式も飛鳥も新下駄も、
複雑すぎると思うんだよな。

「シフトで同一キーに2音ある」だけで、
もう人は拒否反応を示してしまう。
かつての僕もそうだった。

親指シフトの主張であるところの、
「頻度順にカナを並べた」だって、
飛鳥や新下駄に比べれば児戯レベルだし、
その飛鳥や新下駄に至っては、
配列表の初見は絶望しか見えない。
(JISカナの配列表も絶望だけど)

全てが複雑に見えてくる。



配置と仕組み(同時打鍵など)は、
分けた方がシンプルに理解できるかもしれない。

いっそ50音配列をもとに、
JISカナ: 小文字シフト、濁点半濁点あとづけ
月: 前置でキー数を減らした
親指シフト: 親指キー2つでキー数を減らした
などのように見せられるといいかもなあ。


薙刀式は、法則は多いけど、実はシンプルな配列だと思っている。

濁音半濁音キー(人差し指)と同時押し、
拗音外来音は使う二つを同時押し。濁音半濁音はその三つの同時押し。
これにシフトが加わっただけ。

(シフト側だろうがアンシフト側だろうが、
上記の法則が一貫している排他的配置が配列上の特色だけど、
それは触ってみるまで理解することは難しい)

濁音半濁音拗音外来音は、
「そもそも複雑な日本語の仕様」でしかないので、
道具としては人差し指と親指で同時シフトする、
比較的シンプルなものになったと考えている。


道具は出来るだけ複雑じゃない方がいい。
シンプルな一つに特化して、応用が効くのがいい。

親指シフトはまだそれに足りていない感じがする。
同手シフト逆手シフトのアイデアは素晴らしいが、
半濁点と小文字に不満が残る。
頻度準拠の主張は、飛鳥や新下駄に比べて弱い。


昔はqwertyローマ字とJISカナが標準で、
それを基準に語っていたと思う。

今はフリックが事実上標準で、
全ての配列は、それに答えるべきなにかを用意しなければならないと思う。

フリックの、
マスターすることの容易さ、
見た目で使える容易さを、
凌駕するなにを持っているのかを、
プレゼンしないといけないような気がする。



親指シフトが読売オンラインで記事化されて、
ものくろさんが取り上げられ、
配列界隈にはちょっとしたニュースだ。

でも「わざわざやる意味」について、
伝えきれていないのが真実だろう。

今のところLGBTのような、
「マイナーにも生きる権利を」止まりになっていて、
qwertyローマ字を覆すポテンシャルがあることについては、
検討されていないのが勿体ない。

シリーズ化の検討をお願いしたいくらいだ。



配列を変えることは、
主観的には免許を取るくらい困難だ。
スポーツをひとつ始めるくらいの感覚かも知れない。

わざわざ何故それを?
と言うのに対して、
「だって楽しいから!」
という動画を作ってもいいと僕は思う。

薙刀式の次の動画は、
シンプルで楽しい、ということを伝えたいなあ、
などと妄想しており。




飛鳥や新下駄使用者は、バンバン動画あげるべきだよな。

「中国拳法が強いっていうなら、動画で見せろよ」
って流れがかつてあった。
神秘のベールに包まれる意味なんて全くない。
中国拳法は大会では大して活躍していないが、
なるほど極めればそこそこ強いな、
というレベルまでには、格闘マニアには浸透した。
数々の動画で本当の姿をさらけだしたからだ。

負ける中国拳法はそいつの練度が低いだけで、
練度のある中国拳法はやっぱ強いんだなあ、
と、個人と方式の差が分離しはじめている。

勿論、ローキックに弱いとか、独特の蹴りは大したことないとか、
動画になってバレた弱点も沢山ある。
それでも、
「弱点はあるものの、そこそこ出来る」
ことは、動画ではじめて理解されたことだと考える。


薙刀式が最強だというつもりはない。
弱点も色々あるだろう。
(いま一番ムカつくのは、「てい」「とう」の「ティ」「トゥ」化け。
これは原理的な問題なのがムカつく)

でも晒して、
悪くないぞ、qwertyローマ字よりいいかも、
こういうことなのか、
という等身大が伝われば、
あとはやるかやらないかを考える検討段階に来ると思うのだ。

「配列を変えるという考え方がある」
と目覚めた人に、検討すべき材料を与えることが大事だと思う。


「最速」は新下駄や飛鳥に敵わないと思ってるので、
最速動画は出来そうにない。
しかし新下駄や飛鳥の複雑さは、道具としてのシンプルさに欠けるような気もする。
(マスターしきれば分からないので判断保留)


シンプルな道具なんだ、
それがいいんだ、
ということを、
どうやったら見せられるのか。

文章だけではリアルな中国拳法が伝わらなかったのと同じで、
動画なんだろうなあとは思っている。
posted by おおおかとしひこ at 15:53| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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