2018年09月14日

【薙刀式】最上段のブラインドタッチ

結構あやふやだけど無刻印にしたら強制的に出来るようになってきた。
で、それも覚える順があるんだなあと気づいた。


一番使うのは1と0だろう。

1は僕は薬指で打っている。
0も薬指だが、この場所がまだ正確に覚えられない。
-との区別がつかない。
2は薬指かつ1の隣なのでなんとかなった。

次に覚えたのは7。
やはり右手人差し指が最も順応性が高い。
8は中指が伸ばしやすいからその次。
6は遠いので間違うこともあるが、
右人差し指担当だということは覚える。

次が左人差し指の45。

残りの3、9はまだ指が覚えてない。
頭が補集合として覚えている程度で、
反射では無理。


指と頭の器用さとか順応性とか得意とか不得意とかあると思うので、
人によってこの順番は違うだろう。
しかしそれは得意とする運指、
ひいては使いやすい配列と、強い相関があるような気がする。

僕はやっぱり小指が苦手で(結局最上段不使用)、
嫌々薬指を使っていて、
右手の人差し指にまず頼り、
中指を添え指にして、
そのあとにようやく左人差し指にして、
その他は適当、
という指の脳内マッピングになっているのだろう。

それは薙刀式の指使用頻度と、強い相関があると思う。


他の配列を練習していると、
「この指にこの音を当てる?」
と違和感を覚える音がちょいちょい出てくる。
「アレのアレだからこういう理屈か」
と納得できれば、しょうがないかと諦めもつくけれど、
理屈が分からなくて直感に反すると、
そこがイライラする。

僕にとっては、
qwertyローマ字のA、GH、TYあたり。
親指シフトの「か」「し」「て」あたり
(それぞれ左薬指上段、左薬指中段、左中指中段)。

たぶん、僕の指の特性と違う人が作った配列なんだろう。


ピアノは自分の指に応じて最適化が出来る。
「この鍵はこの指で弾かなければならない」はない。
(推奨があるということはこないだ初めて知った)
しかしキー配列は、
「この場所はこの指で打たなければならない」
が強くあり、それをマスターすることがブラインドタッチで、
崩していくのは一旦マスターしてからという。

恐らく殆どの人がいつまで経ってもブラインドタッチがマスター出来ないのは、
qwertyローマ字が糞という要素もあるけれど、
この指の強制に耐えられないからじゃないかと思う。

僕の場合は、
「これを強制されても苦しゅうない」をスタートかつゴールとして、
自分の配列を作り始めたけれど、
そんなの日本に100人もいないやり方だろう。

もっと自由に配列を変えられるといいのになあ。
筆跡なんてひとつとして同じものがないのに、
機械的に同じを強要されるのが、
やはり僕は嫌だなあ。


なんてことを、最上段をたどたどしく打ちながら、
ブラインドタッチ初心者に戻って考えていた。

最上段の左側は新下駄配列に必要で、
全く打てなかった状態から少しは打てるようになってきた。
(ついでに数字全部くらい打てるように練習中)


神経にはある程度可塑性があるけれど、
ピアノに必要な繊細さは、
成人してからは発達しないと聞いたことがある。
だから滑らかなブラインドタッチは、
「才能」とふるい分けられてしまう可能性がある。

僕はピアノの才能はない。
ないなりに適応しか出来ない。
それでも薙刀式で、
簡単な文章なら1200字(変換後)/10分のペースまでは来ている。
僕の指に合わない配列ならそこまでは来なかっただろう。


「滑らかに打てているイメージで、
好きなようにキーを1000回打ってください」
という履歴から、
指の得意不得意、運指の得意不得意を抽出して、
オススメの配列を選択してくれるAIが欲しい。
機械に100万字例文を各配列で打たせて、
頻度や運指順序などをニューラルネットに学習させれば、
最も近い運指描像を持つ配列を選ぶことは出来るはず。
AIプログラマ、作ってください…
(何次元問題かは不明だけど、30数キーのN gramでNをいくつに取るかかなあ。
秒間打数で考えると最大でもN=8ぐらい?じゃあ30^8くらいのオーダーかな)


最上段が打てるようになれば、
4段配列に挑戦も出来るので、
龍とかJISカナとか蛇とか体験したいんだよね。
単打配列が羨ましくて…
posted by おおおかとしひこ at 10:48| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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