いろいろ実験してみたところ、文字キー同様、
スペースキー上面も凹面のほうが、
良いみたい。
やり方は、
4ミリ厚のヒノキを削り出す方法。
1・5センチ巾、スペースキー長さ(僕の使っているのは11センチ長)に、
ヒノキを鋸で切り出して、
まず下面を凹面に削り、
スペースキー上面の凸面とぴったり合うようにする。
これまでは上面はノートPCのように平らにしていた。
あるいは、前から見て山形にしたこともある。
今回は、逆に凹面にすることにした。
親指は丸いわけだから、
それを受け止めるように凹面であるほうが接触が面になって、
親指が痛くならないのではないか、
という考えだ。
ふたつの考え方があって、
横方向の溝で凹面になっているか、
縦方向の溝で凹面になっているか、だ。
最初は横方向にしてみた。
しかしあんまりよくない。
横方向に親指が動くほうが、
ものをつかむ動きになるんじゃないかと思っていたが、
どうやらそうでもないらしい。
で、縦方向に凹面になっている、
つまり前から見て山形の逆、
前から見て谷型に凹面になっているように、
ヒノキを削りだして調整。
(2Uとかのキーと同じ方向に凹面が入る)
するとなかなかいい感じの感触を得た。
親指をのばして横方向に打鍵しても、
第一関節を曲げた状態でものをつかむように打っても、
丸く受け止めてくれる、
いいスペースキーになった。
結局1Uの凹んでいるキーの逆付けがいいんじゃないか、
と自作キーボードの結論が、
そのまま大きなスペースキーでも通用する、
という直感どおりの結果でした。
(もし自作で作るなら、
2から2・5Uくらいのスペースキーがいいような気がする)
親指が痛くなるほどスペースキーを打っている人がいたら、
参考にされたい。
親指シフトやセンターシフト新JISとかにもいいと思うがなあ、この考え方。
スペースキーだけが凸な理由を調べたが、
「スペースキーは一瞬だけ触れるから凸で、
最下段のAltやWinやCtrlは押しながら長く接触するから凹になっている」
という説明くらいしか出てこなかった。
それはAltやWinやCtrlが凹になっている理由としては説明になっているけど、
スペースキーが凹になっていない理由にはならないので、
腑に落ちていない。
変換キー無変換キーが凸な理由も、
おそらく「USのスペースキーを三分割した」というくらいで、
深く考えていなかったのでは、と推測。
一瞬しか接触しない文字キーが凹になっているわけだから、
親指キーだって凹がいいんじゃないかなあ。
スペースキーがなぜ凸になっているのか、
その謎を知っている人がいたら教えてください。
俺の指は凸なんだから、凸同士の点の接触で痛いじゃねえか、
というのが僕の主な不満です。
単なる見た目のデザイン上の理由なんじゃないか、てのが仮説。
まさか、凹の手の平の真ん中でスペースキーを打つ事が想定されていたりして……。
(昔のタイプライターの写真を見る限り、平らに見えるのだが……)
今のところ、
薙刀式の、センターシフトかつ変換用のスペースキーは、
前から見て谷型の、凹がいいと感じている。
どうググればこの話が出てくるのかなあ……。
2018年09月19日
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