たとえば速い速度の打鍵で、
以下のようなものがあった。薙刀式の最新動画と比べていただきたい。
【ASMR】ゲーミングキーボード〜VTuberがタイピング音をたっぷりと奏でてみた〜【音フェチ/バイノーラル録音】
https://youtu.be/2yPsSbFg4ok
どう違うのか、ぱっと見たいして分からないのではないかなあ。
でも、
「自分で指を動かしていく」と想像すると、
見えてくるものがある。
音からして、この動画はqwertyローマ字だと考えられる。
(Dvorakとか行段系かも知れないが、ローマ字であることは確実だ)
一方薙刀式はカナ配列だ。
打鍵数と文字速度に注意しよう。
音が派手なので、
バリバリ音がしているこの動画のほうが速いような錯覚がある。
しかし文字速度は薙刀式とそこまで差はない。
手元で計測してみたが、この動画は1500字(変換後)/10分のペースで打っている。
編集されているので本当のところは分からない。ノーミスなのが気になる。
一方薙刀式動画は無編集ワンカット。間違いまくって1200。
どっちがリアルかなあ。
(薙刀式最新動画https://youtu.be/VX3b0syQ3Tw)
ミュートして二つのウィンドウで再生して比べて見てみると、
わかりやすいかも。
これが打鍵数の違いだ。
仮に同じ文字速度で打っていると仮定しよう。
とすると、ローマ字のほうが忙しいのである。
僕の薙刀式は、この人より指の速度は遅い。
しかしこの人と同等の文字速度を出している。
つまり、楽をしている。
音がバリバリ出ているほうが、
動画的にはリズミカルで速く見える。
しかし実際には文字速度のみが重要だ。
つまりローマ字は効率が悪い。
手がフル回転しているのに、たいして進まないのだ。
打鍵動画は、ただ見ているだけだと誤解しやすい。
実質どれだけの速度で書いていて、
それがどういう効率になっているかをみるべきだ。
理想は、たいしてバカバカ言わないくせに、
文章だけは進むことだろう。
手が仕事をしているのか、
頭が仕事をしているのか。
手が無意識に動くのがブラインドタッチとはいえ、
そっちにエネルギーが使われているのは事実だ。
そして私たちの執筆に使うエネルギーは有限である。
「カナ配列のほうが内容に集中できる」
というカナ配列使用者の主張は、
こうして見比べてみて、
考えながら指を動かすところまで想像すると、
理解できるかも知れない。
つまり、見た目と実感が、打鍵に関しては随分変わってくる、
ということかもしれない。
「うわあああはええええ」
というほどには、打鍵動画ってならないのかも知れない。
たとえばパソ活さんの1500字/10分(無編集、修正も込み)
という驚異的なペースの動画があるけど、
https://www.youtube.com/watch?v=5AeHaoNdveY&t=165s
目だけで見てたら、それほどたいしたことないような気がするんだよね。
音は凄いと素直に思える。
実際には、相当練度がないとこうは出来ない。
達人は自然にこなすようになるからだと思う。
ちなみに毎パソ十段の動画は明らかにおかしい速度で、
これを日常にするには狂気すぎる。
https://www.youtube.com/watch?v=CHFPkWY-ZdI&t=15s
限られた時間ゆえのアスリート的なパフォーマンスだろう。
こんな感じの親指シフト動画、待ってます。
勿論他の配列も見たい。
飛鳥、新下駄、月、TRON、蜂蜜小梅…などなど…
2018年09月28日
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