2018年09月28日

【薙刀式】打鍵速度って、見た目にはあまり分からない

たとえば速い速度の打鍵で、
以下のようなものがあった。薙刀式の最新動画と比べていただきたい。
【ASMR】ゲーミングキーボード〜VTuberがタイピング音をたっぷりと奏でてみた〜【音フェチ/バイノーラル録音】
https://youtu.be/2yPsSbFg4ok

どう違うのか、ぱっと見たいして分からないのではないかなあ。
でも、
「自分で指を動かしていく」と想像すると、
見えてくるものがある。


音からして、この動画はqwertyローマ字だと考えられる。
(Dvorakとか行段系かも知れないが、ローマ字であることは確実だ)

一方薙刀式はカナ配列だ。

打鍵数と文字速度に注意しよう。
音が派手なので、
バリバリ音がしているこの動画のほうが速いような錯覚がある。
しかし文字速度は薙刀式とそこまで差はない。

手元で計測してみたが、この動画は1500字(変換後)/10分のペースで打っている。
編集されているので本当のところは分からない。ノーミスなのが気になる。
一方薙刀式動画は無編集ワンカット。間違いまくって1200。
どっちがリアルかなあ。
(薙刀式最新動画https://youtu.be/VX3b0syQ3Tw

ミュートして二つのウィンドウで再生して比べて見てみると、
わかりやすいかも。


これが打鍵数の違いだ。

仮に同じ文字速度で打っていると仮定しよう。
とすると、ローマ字のほうが忙しいのである。

僕の薙刀式は、この人より指の速度は遅い。
しかしこの人と同等の文字速度を出している。

つまり、楽をしている。


音がバリバリ出ているほうが、
動画的にはリズミカルで速く見える。
しかし実際には文字速度のみが重要だ。

つまりローマ字は効率が悪い。
手がフル回転しているのに、たいして進まないのだ。


打鍵動画は、ただ見ているだけだと誤解しやすい。
実質どれだけの速度で書いていて、
それがどういう効率になっているかをみるべきだ。

理想は、たいしてバカバカ言わないくせに、
文章だけは進むことだろう。


手が仕事をしているのか、
頭が仕事をしているのか。

手が無意識に動くのがブラインドタッチとはいえ、
そっちにエネルギーが使われているのは事実だ。

そして私たちの執筆に使うエネルギーは有限である。


「カナ配列のほうが内容に集中できる」
というカナ配列使用者の主張は、
こうして見比べてみて、
考えながら指を動かすところまで想像すると、
理解できるかも知れない。

つまり、見た目と実感が、打鍵に関しては随分変わってくる、
ということかもしれない。


「うわあああはええええ」
というほどには、打鍵動画ってならないのかも知れない。

たとえばパソ活さんの1500字/10分(無編集、修正も込み)
という驚異的なペースの動画があるけど、
https://www.youtube.com/watch?v=5AeHaoNdveY&t=165s
目だけで見てたら、それほどたいしたことないような気がするんだよね。
音は凄いと素直に思える。

実際には、相当練度がないとこうは出来ない。
達人は自然にこなすようになるからだと思う。

ちなみに毎パソ十段の動画は明らかにおかしい速度で、
これを日常にするには狂気すぎる。
https://www.youtube.com/watch?v=CHFPkWY-ZdI&t=15s
限られた時間ゆえのアスリート的なパフォーマンスだろう。



こんな感じの親指シフト動画、待ってます。
勿論他の配列も見たい。
飛鳥、新下駄、月、TRON、蜂蜜小梅…などなど…
posted by おおおかとしひこ at 12:06| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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