1/1.7を計算してみたら0.588という数字になってびっくりした。
「親指シフトはローマ字の倍楽」と大げさに言っても、
間違いではないなこれは。
ローマ字に必要な打鍵数と、
カナ入力に必要な打鍵数は、
おおむね1.7:1と言われている。
JISカナでもない限り、
全てが単打にならなくて、
何かしらのシフト操作をしなければならないから、
1よりはもっと大目に打たないといけない。
(後に示すが1.4で見積もった)
それでも同時打鍵やシフト操作を「1アクション」とみなすと、
やらなければならないアクションの比を、
1.7:1だと考えることは出来なくはない。
で、カナ入力はどれくらいアクションをローマ字に対して得してるんだろう、
と疑問に思い、逆数を電卓を叩いてみたら、
59%の速度で打つだけでローマ字と同等の速度が出る、
という結論になってしまった。
やっぱカナ入力は楽だわ。
カナ入力の手の速度と文字の速度に慣れてしまった人が、
久しぶりにローマ字を打ったら、
やたら手間がかかる(1.7倍)し、
同等の文字入力速度を出すためには1.7倍忙しく打たなければならず、
「非効率的である」
と断ずるのもやむなしだな。
カナ入力はゆっくり打てる。
ローマ字の60%の手の速度でいい。
正確には同時打鍵などを1アクションと数える数え方にしているが、
60%のアクションでいい、というのは相当楽だ。
総打鍵数がおおむね1.4程度になることも知られている
(配列によって開きがある)が、
だとしても1.4/1.7=0.82なわけで。
「80%程度の打鍵数を、
60%程度の速度で打って、
カナ入力はローマ字と同等」
という数値的楽さが計算できたことになる。
やっぱローマ字には戻る気がしないわ。
速く打てば打つほどいいのかな。
速く打ったら疲れるじゃん。
打鍵数だけが基準になるのはおかしいんじゃない。
時間当たりの打鍵数もあると思うよ。
100m走とマラソンは同じ筋肉じゃないことぐらい、
みんな知ってるだろうからね。
ゆっくり打っても同等の文字入力速度なら、
疲れないほうを人は選ぶというものだ。
あとは、カナ配列をどう選ぶかだよね。
月配列と新JIS、薙刀式、親指シフトあたりが、
シングルシフト中心で、
わりと覚えるのが楽な配列かと思われる。
バイクの試乗みたいに、気になるものをいくつかピックアップして、
一週間ずつ乗り比べたっていい。
これ以上に高効率な配列もあるので、
一回マスターの感覚が分かったら、
次に乗り換えてもいいと思う。
(一回覚えたら、わりと次は楽にできるよ)
かわせみ配列(最近知った)は同時行段系+単打カナという、
なかなか意欲的な配列で、
これはこれでマスターしやすそう。
(マスターしやすいが、指の動きはどうなんだろうか…)
2018年09月30日
この記事へのコメント
コメントを書く