今語っている時間軸を、わざとずらすと表現になる。
前記事、梅田はがくれ追悼記事のラストはその例だ。
上の例では最後二行がそれにあたる。
それまで過去の時間軸(僕の思い出)を語っておいて、
一旦大将に視線をずらし(ターニングポイント)、
最後の日に焦点を当てたうえ、
未来のことについて語る。
過去の思い出を語るだけでは、
ただの羅列になる。
視点をずらすこと、
語られていること(焦点)をずらすこと。
空間的にずらすと大将のこと。
時間的にずらすと未来のこと。
このジャンプが表現になる。
こういうことはいくらでも出来る。
目の前で試合が行われているのに、
彼らの過去の因縁について語り、
現在と重ね合わせる場面。
明日のことを心配しているときに、
過去のわだかまりをほじくり返す場面。
現在の恋を語る恋人が、
不意にずっと未来のことを語る場面。
これこのままいくと近い将来破滅する、
と現在から未来を想像する場面。
などなど、
色々パターンはあり得る。
視点を空間的にずらすことは割と簡単だけど、
時間をずらして表現になる持っていくことは、
技として知っていた方がいいかもね。
今、過去と未来が交錯するっ…!
とかそれだけで面白いもんね。
2018年10月06日
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