2018年10月08日

【薙刀式】カナ入力からローマ字に戻った人っているんだろうか?

とふと思ってみた。


カナ入力からローマ字に戻ると、
まじイライラする。

打鍵数が異常に多いからだ。

倍働かなきゃいけないから、
ローマ字やってるやつはあほかと思う。

会社のセキュリティ上、
自宅で使ってるPCの配列変更ソフトインストールが出来ないから、
会社ではqwertyローマ字、
自宅では配列変更、
という人が多いと思う。

PCの生産性に寄与することが配列変更の目的だけど、
会社がバカなので、
仕事の生産性は横ばいで、
自宅での趣味の生産性が捗るという、
本末転倒が起こっているわけだ。


で、
ローマ字もqwerty以外の行段系、
Dvorakなどの配列があって、
ハードごと設定したキーボードでやってる人も、
多少はいるんだろうと想像する。

カナ入力を常用した上でそこに戻った人がいるのかなあ、
と想像したら、
事情以外の理由でそこに戻る理由が見つからない。


ローマ字入力は、
カナ入力に比べてマスターが速い。
使うキーがざっくり1/2だからだ。
使うキーが1/2になる代わりに打鍵数が2倍になる、
トレードオフだと考えるといいかもだ。

文筆業で戻る人はいないかもだけど、
日本語英語入り混じり文の人は、
ローマ字に戻るかもしれないなあ。


マスターが速いぶん、
「第二配列」としてローマ字入力を使う人も、
どこかにいるかもしれない。

Google日本語入力なら、
機能キー(BS、エンター、カーソル)以外は、
カタナ式も実装できる。

けいならべとかきゅうりとかSKYの人もいるかも。


そもそもGoogle日本語入力インストールも禁止の会社もあるけどね。
(弊社です)
セキュリティ担当の人は、
業務の効率や、改善の苦闘に関心がなく、
自分で責任を取りたくないから、
世間でいいとされているテンプレしかせず、
独自の判断を避ける傾向にある。

こうやって、配列改善の波が引いていったのかもな。
僕はリアルタイムでそれを見てないし、
メールで3行以上書くなら電話するし。
(それでもMS-IMEのテーブルで実装できる月系列の人はいるかも)


にしても、
一旦カナ入力出来るようになったら、
ローマ字入力方式には戻らないと思われる。

あとは漢直と併用前提のローマ字はあるかも。


ローマ字の何がいいんだっけ。
カナ入力のビハインドは「マスターの手間」だけだろうか。

両方やって、
やっぱりローマ字方式のほうが優れている、
ということにはならないような。


もし「仕方なく」がローマ字選択の理由だとしたら、
ローマ字なんて意味のない方式だ。
「他も打てるがローマ字最高」の方がいましたら、
反論をお願いします。

たとえば「親指シフトが効率的とは思えなかったから」
というのは親指シフトの非効率性は言えるけど、
カナ入力全般の問題ではない。
カナ入力の中では親指シフトは良効率だと僕は思っていない。

「カナ入力がマスター出来なかったから」だとしょうがないかも知れない。
その配列が合わなかっただけかも知れないし、
練習の仕方が悪かっただけかも知れないので、
マスターしやすい、月配列、かわせみ配列、薙刀式などをおススメしておきます。

もし「合う配列がローマ字しかなかった」
としたら、何が合うのか、そこのところを知りたいです。


ローマ字のカタナ式は、左薬指腱鞘炎がひどいときは、
ちょっと役に立った。
○○指不使用なんて配列は他にあんまりないけれど。
posted by おおおかとしひこ at 10:59| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、camiと申します。
いつも拝読させていただいております。

私もローマ字入力に効率的なアドバンテージはないと思っています。
考えられるのは、結局大岡さんの主張とかぶりますが、

1. ローマ字、JISかな以外が禁止されている
2. プログラマ等、シームレスな日本語と英語の切り替えが必要である
3. 他人と環境の共有が必要である

という、「仕方なく」という理由以外には思いつきません。
ローマ字はほかと干渉しにくく、併用しやすいのは確かなので、「速かった記憶」を頼りに戻ってしまうという、感覚的な可能性はあるのかもしれませんが・・・。

私は現在新下駄配列を少しいじった配列を利用しています。
実測値は遅くなりましたが、それでもローマ字入力に戻る気にはなりません。


話は変わりますが、kouyさんのデータデースをお借りして、3-gramの上位文字列を組み合わせ、例文集を作ってみました。
気になった配列を試されるのであれば、少しは助けになるかもしれませんので、よかったらご覧ください。

https://camisoul.blogspot.com/2018/10/blog-post_6.html
Posted by cami at 2018年10月08日 22:31
camiさんコメントありがとうございます。

カナ配列と干渉しにくいというのは忘れてましたね。
とはいえ、
僕は今親指シフトと新下駄も遅いながら出来るので、
それなりに併用は出来るかもです。
もともと僕のqwertyはサイトメソッドで遅いので、
ブラインドで打てるカタナ式が使えれば、
「ローマ字を打たなければならない」縛りならそっちを使うと思いますが。(そんな縛りあるのか)

3gram例文集はとても興味深いですね。
「日本語文章はこんな感じ」のシミュレートになってる。
薙刀式では滑らかに打てて、自分の感覚に旨を撫で下ろしました。
(外来語バージョンもスムーズで良かった…)

1gram頻度では最低クラスの「ね」が、
「にねん」で出てくるのは興味深いですね。
4gramなら「いちねん」でも出てくるかも。

しかし意外な拗音の多さよ。
新下駄や薙刀式では問題なくスルーだけど、
3%と考える拗音出現率は間違いかも。
(拗音は必ず2gramや3gramで出てくるから、
ゃゅょの1gram合計出現率3%は実情を反映してないかも)
拗音対策を配列屋さんが考えるわけだなあ。
Posted by おおおかとしひこ at 2018年10月09日 10:07
早速見ていただいたようで、ありがとうございます!
ローマ字と書かずQWERTYとした方が適切でしたね、ややこしくてすみません。

「にねん」に関しては、「 ねん」という頭抜けの3-gramと、「に」という1-gramを組み合わせたものです。

おそらく、「◯年◯月に」という文字列の出現率が高いのだと思います。で、「つき」というのは自動変換の際に訓読みになったのではないかと予想しております。

拗音、たとえば「ょう」のあとにはいろいろな言葉が来るので、3-gramとして拾うと、たくさんの組み合わせが現れるのですよね。
出現率3%は正しいのかもしれませんが、運指の上では続く文字のパターンをいくつも考慮する必要があるのだと思います。

以上、補足でした。
Posted by cami at 2018年10月09日 16:23
camiさんコメントありがとうございます。

なるほど、元データを吟味して考えなおしたほうが良い部分もありそう。
新下駄が2gramを元に作られているのは開発記に明記されていますが、3、4gramは考えなくていいんだろうか、
と常々考えていて、そのことに関する示唆になりましたです。

「ょう」のあとの変化を考えると、その前の音も含め、拗音は4gramで考えないとうまくいかないかもですね。
Posted by おおおかとしひこ at 2018年10月09日 19:39
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