良く僕がパンチラだというものの例を挙げてみる。
・人類よりはるかに巨大な人骨が見つかった。
これは旧世界の遺物で、現代に巨人族が復活する前兆だった。
→ほんとに巨人族が出てくると面白く無くなる。
・フェラーリにあこがれた。その曲線、その華麗さ、そのモンスターエンジン。
どんなにかその疾走を求めていただろう。
→実際に手に入れてみると、うるさいしメンテがめんどいし、
走れるところなんてそんなにない。
・ミステリアスな女に惚れた。あの女は何を考え、何をしているのだろう。
→付き合い始めたら面倒な性格だし、
意外と頭が悪いことが多くてがっかり。
・春の新生活が始まる! どんなにか希望が多いだろう!
→知り合った人たちはぎすぎすした人間関係があり、
色々なぼろが出始めるとここは最悪の場所だと思うように。
・最年少記録を破る、とんでもない神童が現れた。以後この界隈はどうなるんだ?
→成長したらたいしたことなかった。(例 ハンカチ王子)
・この曲、前奏はすごい上がるけど、そのあと微妙。
これらの共通する特徴は、
「まだ全貌を知らない状態で、
想像だけで良いように妄想が膨らみ、
実際のそれをちゃんと知ると、
その想像を下回る」
ものである。
同棲とかでもそういうことあるよね。
パンチラは、見えそうで見えないのがよい。
丸見えは面白く無いし、
脱いでしまったらたいしたことのないものが鎮座している。
もしチラ見せで引っ張るようなものがあると、
人は想像し始める。
で、実際のものよりも期待することがある。
問題は、これを使って詐欺するやつがいることだ。
予告編詐欺、パネマジとかはこれにあたる。
更にひどいのになると、
引っ張るだけの為にこれを使い、
あとでそれを回収しきれなくなる。
更に悪質になると、
引っ張る事だけが目的になり、中身なんて用意しなくなる。
「ファイアパンチ」は悪質でかつ実力がないものだったし、
「エヴァ」は一級品のパンチラである。
(新劇版は未見)
出オチならまだましだけど、
パンチラはパンツを見せることが前提で動くから、
最初のワクワクを越えられないのなら、
やめたほうがいいと思う。
それでも今だけでもいいから受けたい、
というやつが、悪質な詐欺を働くことになるのだ。
僕はそういうやつを許さないし、
今後も信用しない。
短期的には、パンチラは効く。
しかし長期的には馬脚を露す事になる。
どっちを取るか、ということだけだ。
本当に良いのは、
パンツの中身を充実させてから、
上手にパンチラ計画を立て、
期待を越えていく本編を作ることだ。
羊頭狗肉という言葉がある。
そうなるべきではない。
2018年10月16日
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