2018年10月17日

【腱鞘炎】左長掌筋が犯人か

僕の「左薬指を使い過ぎ」ということから来る腱鞘炎の、
どこが痛んでいるか特定できた。

恐らく、左長掌筋。


指を動かすのは複雑な筋肉を使う。

指、掌の中の筋肉、
前腕(複雑な筋肉のつきかたをしていて、層も沢山ある)、
上腕(特に上腕三頭筋)、
肩、首、頭皮まで、
タイピングの疲労を、さまざまな筋肉に分散することが、
経験的に分かっている。

それらは休んだりストレッチしたりすると回復する。
しかしどうしても回復しない箇所があり、
それは普通の(ネットで見るような)ストレッチでは回復しない、
ということがわかっていた。

で、
「輪ゴムを親指と薬指にかけ、
負荷をかけながら何度も開く」という方法を知り、
「休んでもダメなら鍛えてしまえ」という発想に至り、
これでタイピングするとき上になる側の、
薬指の筋に関しては全回復する。

回復するというより、
脱臼癖を筋トレでモリモリにして強くしてしまった、
千代の富士の考え方だ。

これで上側は良くなったものの、
下側が回復しない。

解剖図を見る限り、違う筋のようだ。


で、ひとつひとつの筋肉をググり、
鍛え方を調べ、
どれが痛んでいるのか部位を特定する。

僕の場合は、
長掌筋という部分だ。

https://seitai-yawara.com/golf-elbow/
にざっくりとした筋肉の概略があるので、
各自該当箇所を調べるといい。

肘の内側関節に貼り付いている部位が特に痛む。


で。
なんとこの筋肉は退化しつつある筋肉で、
20%の人にないらしい。
拳を握った時に手首に筋がでない人は、
もうこの筋がないんだって。へえ。

で、タイパーの人ってこの筋肉がない人が多いんじゃないかって、
ちょっと妄想してみた。

長掌筋は弱い筋肉なのですぐ疲労する。
ない人の方が別の(より強い)筋肉でカバーするので、
タイピングには有利なんじゃないかと思ったわけ。


ちなみにこの筋肉は、
指を曲げるだけでなく、
手首を横にひねることにも使う。
そう、キーの左傾きに合わせて左に傾けるときにね。
今まさに配列調整で気になっている部分なんだよね。


長掌筋が発達している人は、この動きが苦痛ではないのだろう。
僕は苦痛だ。
恐らくこの筋肉は、
右利きである僕はほとんど使ってこなかった。
だから鍛えないと、タイピングの負荷に耐えられないなあと、
思ったわけだ。

https://m.youtube.com/watch?v=sFruR_5Xgw0
が僕に良さそうなので、
今毎日へんな動きをしている。
たしかに効くし、痛みは徐々に消えつつある。

湿布やストレッチが受動治療だとしたら、
これは能動治療だ。
弱いなら鍛えちまえ、という発想。


こういうことは、
無料で広く啓蒙するべきだろう。
無知ゆえに腱鞘炎になる人は多いと思う。

僕と似た症状で苦しんでいる人がいれば、
参考までに。
posted by おおおかとしひこ at 13:35| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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