2018年10月21日

【飛鳥配列】中指最強説の理屈がわかった

僕は人差し指の方が自分の意思を速く伝達できるし、
飛鳥配列がいうところの、中指最強の意味がわかっていなかった。

薙刀式では上段のTYUはそもそも捨てていたから、
人差し指最強だと思って、頻度も最高を当ててある。
最強アルペジオも(セオリーの外→内ではなく)、
人差し指からのJIだと考えている。

ところが、飛鳥配列を延々触っていると、
「同手シフトは、中指が一番やりやすい」
ということに気づいた。


親指シフト系列独特の「掴むような打ち方」で、
同手シフトをすると、
中指が一番無理がなく打てると思う。

人差し指は中段下段はいけるけど、
伸ばし中段、伸ばし下段はやや無理がある。

人差し指上段、伸ばし上段は飛鳥の性質上無視していいが、
それでも中指の方が楽に出来る。

薬指小指は勿論これらより劣るが、
「掴む」という動作上は、人差し指とそんなに差がないと感じる。
(同時の動作は、単独の動作より差がなく感じる。
これは新下駄でも薬指シフトが打ちやすい根拠になっていると感じた。
ダンスは全身で踊った方がうまくいく、みたいなことか)


つまり、
同手シフトに関しては、
中指>>人差し指>薬指小指
というやりやすさがあるように思う。

これは、単打における、
人差し指>>中指>小指>薬指
という僕の感覚と逆転する。


これは、飛鳥から薙刀式に戻ったときに気づいた。

薙刀式はセンターシフトなので、
スペースキーは同手で打っても逆手で打っても、
どっちでも良いと定めている。

最初は全部左で打っていたけど疲れるので、
逆手スペースキーに統一している。

でも左手で同手になる癖の抜けないところがあって、
それが中指なんだよね。

なんでだろうと色々観察してみると、
「中指親指で掴む動作はやりやすい」
ということに気づくわけだ。


人の指は、二つの腱で動いている。
人差し指単独の腱と、中指薬指小指がまとめて入った腱だ。

握力に関するのは三本分使う後者の方だ。
その中で一番器用なのが中指だから、
中指が一番掴むことに適している、
のかも知れない。


飛鳥における中指最強説の根拠、
弱い人差し指の根拠は、
同手シフトの多用前提だからだろう。

これは親指シフト(ニコラ配列)では気づかなかった。
連続シフトではないからだ。

薙刀式も飛鳥も、
押しっぱなしを許容する連続シフトによって、
はじめて「掴み続ける」を実現する。

これに適しているのは、
親指をホールドしたまま中指を動かすのが一番、
ということなのだろう。


薙刀式は飛鳥ほどではないが連続シフトで紡ぐ言葉があり、
そこまで中指人差し指を区別して考えていない。
(薬指小指は弱い指と考える)
シフト率は全て逆手シフトとすれば12%ずつ24%。

一方飛鳥のシフト率は、
https://www.google.co.jp/amp/s/www2.atwiki.jp/kinesis/pages/28.amp
によれば約52%。
(どの版かは不明だが、大きく違うことはないだろう)
左右半々としても、26%と薙刀式の倍以上。
(グラフを見る限り、同手シフトと逆手シフトは同じくらいだ)

これはたしかに、
「シフトをどう楽に打つか」がテーマになってくるわけだ。


その結果の、
「中指最強、人差し指は弱い」
が導き出されたのだろうと推論する。


逆手シフトに関しては、
どの指も単打程度の差だと思う。
同手シフトという親指系独特の作法が、
指の多寡に影響を与えているのだなあと感じた。


こういうのがなければ、
僕はやはり人差し指最強だと思っている。
短くて上段は打てないけど、
人を指すときは中指じゃないからね。
持久力は中指かもしれないが。
posted by おおおかとしひこ at 17:57| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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