2018年10月23日

【薙刀式】変換のタイミング

iroさんの指摘をうけ、タイプウェル中のスペースに注意してやってみている。
それに関連して気づいたこと。

僕は一文全部打ってから変換をかける、
いわゆる連文節変換をしている。時に複数文一気に変換することも。
ところがタイプウェルを一時間もすると、
そのあとふつうに文章を書くときも、
単文節変換をしてしまうようになる現象に気づいた。

これは、思考にとって良くない。


僕は、文単位、あるいは複文単位、段落単位での思考をしている。
文章を書くときは、それを淀みなく引き出してこれたら良いと思っている。
暗い壺の中から紐を引っ張ってくるイメージだ。

だからそれを邪魔する変換行為は、なるべく少なくする。
連文節変換のほうが誤変換が少ない、
というIME性能向上にもよる。

これが、
タイプウェル明けの単文節変換の癖が抜けないと、
思考が途切れ途切れになってしまう。
単語単位でスペース押して、漢字を決めて、
なんてやっていると、
思考の紐が途切れ、
考えは蒸発してしまう。

深い思考は浅い思考止まりになってしまう。


タイプウェル登場時は、単文節変換がまだ主流だっただろう。
連文節変換はマシンやIMEの性能向上によって得られた仕組みだろう。

つまり、古いやり方なのかもしれない。


僕がタイピングで物を書かず、
ずっと手書きでやっていたのは、
連文節変換が出来ない当時にPCを触り、
思考が浅くなるのが嫌だった可能性が高い。
(勿論手書き漢直で脳内発声なしだから、
というのも大きい)

あれ?
じゃ長文専用配列として、
タイプウェルを指標にするのはずれてるのか?
今まで気づいてなかったのかよ…

他の配列がタイプウェルをベンチマークにするから、
それに追随していただけなのだが、
浅はかであったかも知れない。

でもみんなやってるやつじゃないとスコアに意味がないしなあ。
イータイピングとか歌謡とかやらないといけないのかね。
面倒。


ということで、タイプウェルのような、
単語をスペースで区切って打っていくやり方は、
そもそも薙刀式の使用用途、
長文(複数文)連文節変換スタイルと、真逆だ。
毎パソ初見とかのほうが近いかもなあ。
それだと競えないか…

まあタイプウェルやるのは、
マラソンランナーが100mやるようなものだと思いながら、
同じ陸上選手だから走ってるみたいなことか。


単文節変換の人多いのかな。
そもそも予測入力使うのかね。
どちらにしても思考が浅くなると思うんだけど。

ネットにバカが多いのは、単文節変換だからだ、
と挑発してみるか。

僕はネットは動物の鳴き声で満たされている、
などという言い方をするときがある。
動物の鳴き声は単文節変換だろう。


思考は道具に左右される。
だから僕は、自分の思考に耐えうる道具を作っているのだと、
この件で確信する。
posted by おおおかとしひこ at 09:52| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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