iroさんの指摘をうけ、タイプウェル中のスペースに注意してやってみている。
それに関連して気づいたこと。
僕は一文全部打ってから変換をかける、
いわゆる連文節変換をしている。時に複数文一気に変換することも。
ところがタイプウェルを一時間もすると、
そのあとふつうに文章を書くときも、
単文節変換をしてしまうようになる現象に気づいた。
これは、思考にとって良くない。
僕は、文単位、あるいは複文単位、段落単位での思考をしている。
文章を書くときは、それを淀みなく引き出してこれたら良いと思っている。
暗い壺の中から紐を引っ張ってくるイメージだ。
だからそれを邪魔する変換行為は、なるべく少なくする。
連文節変換のほうが誤変換が少ない、
というIME性能向上にもよる。
これが、
タイプウェル明けの単文節変換の癖が抜けないと、
思考が途切れ途切れになってしまう。
単語単位でスペース押して、漢字を決めて、
なんてやっていると、
思考の紐が途切れ、
考えは蒸発してしまう。
深い思考は浅い思考止まりになってしまう。
タイプウェル登場時は、単文節変換がまだ主流だっただろう。
連文節変換はマシンやIMEの性能向上によって得られた仕組みだろう。
つまり、古いやり方なのかもしれない。
僕がタイピングで物を書かず、
ずっと手書きでやっていたのは、
連文節変換が出来ない当時にPCを触り、
思考が浅くなるのが嫌だった可能性が高い。
(勿論手書き漢直で脳内発声なしだから、
というのも大きい)
あれ?
じゃ長文専用配列として、
タイプウェルを指標にするのはずれてるのか?
今まで気づいてなかったのかよ…
他の配列がタイプウェルをベンチマークにするから、
それに追随していただけなのだが、
浅はかであったかも知れない。
でもみんなやってるやつじゃないとスコアに意味がないしなあ。
イータイピングとか歌謡とかやらないといけないのかね。
面倒。
ということで、タイプウェルのような、
単語をスペースで区切って打っていくやり方は、
そもそも薙刀式の使用用途、
長文(複数文)連文節変換スタイルと、真逆だ。
毎パソ初見とかのほうが近いかもなあ。
それだと競えないか…
まあタイプウェルやるのは、
マラソンランナーが100mやるようなものだと思いながら、
同じ陸上選手だから走ってるみたいなことか。
単文節変換の人多いのかな。
そもそも予測入力使うのかね。
どちらにしても思考が浅くなると思うんだけど。
ネットにバカが多いのは、単文節変換だからだ、
と挑発してみるか。
僕はネットは動物の鳴き声で満たされている、
などという言い方をするときがある。
動物の鳴き声は単文節変換だろう。
思考は道具に左右される。
だから僕は、自分の思考に耐えうる道具を作っているのだと、
この件で確信する。
2018年10月23日
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