薙刀式最新版かつ安定版を宣言します。
これ以上良くなる配置が思いつきません。
これ以上良くなるときは、今とぜんぜん違った形になるときで、
「ある」「ない」「する」から始まった、薙刀式とは名乗らない、
別の配列になる時だと考えます。
【前バージョンからの変更点】
1 小指、薬指の微調整。
「ほ」「ろ」入れ替え。
「む」「め」「ね」の移動。
2 「。確定」をシフト「な」「ん」にバインド。
3 編集モードを大幅改定。
とくにカッコ系の「ひらく、とじる、一文字戻る」
を廃止、ひらくととじるを分けてシンプル化。
このバージョンで、タイプウェルですべて前バージョンを上回ったので発表します。
いつもの配列図と変更点、新しい編集モード。
DvorakJの定義ファイルとマニュアル:
薙刀式v10.txt
薙刀式v10英数.txt
薙刀式v10編集モード.txt
薙刀式v10安定版マニュアル.pdf
薙刀式は完璧な配列だとは思っていません。
初心者にはとてもいい配列で、
カナ配列の入門には最適なもののひとつだとは考えます。
マックススピードにおいて、
効率のよい新下駄や飛鳥に勝てる、
とも思っていません(打ち手によっては迫ることは可能かも)。
しかし「物語を書く」という長文特化配列としては、
他に追随を許さない、
疲れずに楽々書いていける配列だと考えています。
原理上、欠点が存在します。
【薙刀式の欠点】
1 「いて」が「てぃ」に、「とう」が「とぅ」に化けやすい、
「から」が「ぶ」に化けやすい、「てん」が「りゅ」に化けやすい、など、
ロールオーバーが意図しない同時押しに化けることがある。
2 超高速打鍵、たとえば秒6打以上だと、同時押しが足かせになるかもしれない。
(秒4打が親指シフトの「指がしゃべる速度」上級クラスの分速240字、
秒5打が「原稿が用意されているときのアナウンサーのしゃべる速度」の
分速300字。タイプウェルでいうSS程度。
作者の経験でいえば、この辺りまでは問題になっていない。
これ以上速く打つ事は、
「物語を書く」という長文目的で考える領域ではないと思う)
3 「すべてのキーボード、すべての指や手、すべての打ち方」
での検証が出来ていない。
僕の手、改造NiZ、前滑り打ちでベストパフォーマンス、
の可能性は否定できない。
もっと別のやり方がいい可能性も、まだ残されている。
まあこんなところですか。
薙刀式自体はこれからもずっと使い続けるので、
また動画を作ったり、思う事は書き続けると思います。
すげえ思いつきをしたり、
現行薙刀式に大いに問題を感じたりしたら、
また何か作るかもしれません。
左小指の「ほ」「ろ」の入れ替えは、
最後まで迷いました。どっちがベストか分りません。
でもこれでいいや、とあきらめがつきました。
とりあえず大幅改定はないので、
「フィックスするまで手を出さずに置こう」
と静観していた方は、触ってみると面白いかも知れません。
わりとすぐ使えるようになるかと。
(マニュアルにマスター法があります)
2018年11月13日
この記事へのコメント
コメントを書く