最も出来のいいストーリーは、
ひっかかりのない、全てが昇華された完璧なる満足感のことである。
結果、点の記憶しか残らない。
感情移入という点だ。
だから、出来のいいストーリーは、
無名の人をスターにする。
僕はドラマ風魔でそれをやれたと考えている。
いまだに女子たちが、キャストのことでキャーキャー言ってるのは、
ストーリーが成功した証拠だと考える。
だって始まる前は誰も知らなくて、
適当にイケメンなホストの兄ちゃん連れてきただけじゃねえか、
と言われてたんだぜ。
その無名の人に感情移入させるのは、
ストーリー以外ないのだ。
しかし感情移入の結果、
ストーリーは消えて「好き」だけが残る。
脚本家が大衆に評価されないのはそういうことだ。
わかる人がわかればよい。
テレビや映画でも、演劇のように作者が出てきて挨拶するといいのにね。
2018年10月27日
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