2018年11月15日

【日記】BTSの音楽は人を不穏にさせる

例の騒動はおいといて、原曲にあたってみようと聞いてみる。
元々ヒップホップは、白人優位の社会に黒人がノーを言うための音楽だ。
ひいては社会やシステムに文句を言う音楽になった。

歌詞は何を言ってるかよく分からないが、
仮に「世界が滅びようとお前を愛する」
と言っていたとしても、
「人に文句を言いつづけているだけに見える」
不穏さは永遠につきまとうだろう。

文化には二種類ある。
破壊と創造だ。
ヒップホップ、パロディ、シュールなどは破壊に属する。
破壊すべき何かがあり、それが崩れる瞬間があるなら、
それらは強いだろう。
それが機能するのは文化がまだ若い時だと思う。

僕は、創造のほうを見たい。

BTSのファンは、何かに抑圧されていて、
何かを壊したい連中だろう。
しかしアナーキズムが結局何も生まなかったのと同じで、
クソフェミやポリコレが何も生まなかったのと同じで、
壊した先に何を作るのかが見えていない。

破壊をするだけならバカでもできる。
創造することのほうが遥かに偉大だ。
そしてヒップホップは「破壊するしかない」ほど追い詰められた、
切羽詰まった文脈の迫力がかつてはあった。
しかし彼らはそうではなさそうだ。ファッションヒップホップ。
命と引き換えにしてでもこれを言いたいわけではなさそうだ。

アーティストはキャラを立てないといけない。
壊し方のキャラで、そっちを選んだだけだろう。
音楽性というほどのものがないと思う。
つまりとても薄っぺらい。
不穏ファッションだと僕は見た。
ああ、ちょっと欅に似てるな。
posted by おおおかとしひこ at 09:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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