2018年11月17日

【薙刀式】黒軸と打鍵単位

黒軸を何日か触って、わかってきたこと。


まず第一に、よく打つキーはこなれてくる。
新品のバネは硬いけど、
薙刀式でたくさん打つFJを中心に、
随分柔らかくなってきた。
一方あまり打たない数字段や記号キーは硬いまま。
慣らし運転というか、
そういうものが必要なバネかもしれない。

で、
バネがこなれてくると、
打鍵がようやく柔らかくなってくる。

2mmのアクチュエーションポイントに、
「指を乗せる」だけで到達できるようになる。
黒軸は、押すキーではない。
押されるキーである。


で、
わかってきたことは、
「打鍵単位(一気に打てる単語や文節)を、
強く意識する」ということかな。


一気に打てる一連は、
ほぼ底打ちしなくて撫で打ちが出来るのだが、
文節の切れ目や、句読点を打って考えるときや、
打ち慣れていない単語の指が途切れる部分は、
底打ちをしてしまいがちのようだ。

つまり、
撫で打ちはシークエンス単位でしか出来ないっぽい。

打鍵単位のシークエンスは、
指の自動化が成功している部分で、
そうでないところはアドリブで指をつなぐ部分だ。

前者はひとかたまりに撫で打ちが可能で、
後者は初めて黒軸に触れた時のように、
重いキーを底打ちしながら打つことになる。

黒軸使いの人があまりいないのか、
情報発信があまりひっかからないのだが、
その少ない情報でも、
「塊をモシャっと打つ」
という言葉がわりと直感的で理解できた。

逆にいうと、モシャっと打てない、途切れるところが、
黒軸が不快な部分になる。


これは35gの軽量静電容量NiZでも同様だ。
一気に打てる塊は軽快な前滑りシークエンスだが、
詰まるところは底打ちをすることになる。

あとは、軽い軸の時がダメージがないか、
重い軸の時がダメージがないかで、
比較になるかもしれない。

で、
シークエンス単位の撫で打ちでは、
「背中を押される高速感」が存在するのが、
黒軸の魅力だと思ったね。
キーの戻りが遅い、軽い軸の欠点が解消されている。


黒軸は上級者向けだというのには、
この打鍵単位を何万語持ってるかが、
関係してくるんじゃないかなあ。
たくさんパターンを持ってるほど加速して、
パターンのないところは辛い。
そういう軸だと、何日か打ってみて思いました。


で、久しぶりにNiZを打つと、軽すぎてびびる。
これですらやや重いと感じてたんだから、
人の適応力半端ねえ。

あとは対腱鞘炎ですな。
黒軸の方がなんか疲れがマイルドな気がするのは、
軽い軸の底打ちがダメージが大きいのかもしれないです。
理想の最終形、つまり「一度も詰まらない」が出来ない以上、
ダメージをどう見積もるかが、
腱鞘炎対策かも知れない。
posted by おおおかとしひこ at 13:41| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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