2018年11月19日

【薙刀式】黒軸の打ち方

黒軸をいろいろ工夫しているうちに、
これまで開発してきたものとは違う打ち方に到達した。
大体の要素が真逆なのでびっくりしている。

これで大体タイプウェル速度などNiZに遜色ないので、
多分合ってる。


最大のコンセプトの違いは、
「手首を浮かす」ことだ。

これまでの手首を机につけたものとは全く違う打鍵法になってきた。

黒軸の反発力を十分に生かすには、
これまでの前滑り打法よりも、
上から打って行く方法に変えたほうがよいようだ。

だから従来より、掌はキーボード面の上に構える。
だから、
スペースキーは逆付けする必要はないし、
チルトスタンドは立てたほうがいい。

今までのものとは真逆になっているところが面白い。

あとは腕を浮かし続けることが出来るかが問題になっていたが、
机のへりぎりぎりにキーボードを置き
(手首をつける空間をなくす)、
椅子を引き、
肘を腹の横につける、
(腹や前あばら部分で前腕を支持する)
という方法論で、
手首を浮かし続けても負担にならないことに気づいた。

この態勢なら数時間単位でも大丈夫だろう。
(まだ2時間程度しか実験していないが)
背筋を伸ばして打ってもよいし、
疲れて来たら浅く座っても大丈夫。

ということで、
これまで開発し、完成していたNiZの打ち方と比較してみよう。

【NiZ】 【Minila】
【35g静電容量】 【60g黒軸】

【机にべた置きまたは奥チルト】 【スタンド立てる】
【机のやや奥に置く(腕を置く為)】 【ヘリギリに置く(腕を浮かす為)】
【体に対して正対に置く】 【やや時計回転】

【前滑り打法】 【上から半打ち】
【スペースキー逆付け】 【デフォの順付け】

【手首をつける】 【手首を浮かす】
【パームレストあり】 【パームレスト不要】

共通点:
底打ちせず、次のキーに半打ちで移動すること
PBTキーキャップに差し替えることで手触りが気持ちいいこと


同じ目的を達するために、
まったく別のアプローチがある、
ということがわかってきた。
で、黒軸の現在のキーボードのほうが、
慣れてきたら疲れないような気がしているんだが、
どうだろう。

軽いキーは結局底打ちしてしまう率が高くて、
その時にダメージを受けている説を推したい。

自分の打鍵を観察していると、
毎回どのキーも均等の力で押せていなくて、
わりと打っている力にばらつきがあるような気がする。
それが弱いキーだとすぐに底打ちしてしまうが、
黒軸はめったに底打ちしないので、
「いろんなばらつきの打鍵を平均化する」
というメリットがあるような気がしている。


あと、手首を浮かすことによって、
意外と手首がうねうね動くことに気づいた。

指を動かすとき、それぞれの指が単独で動くのではなく、
微妙な手首の回旋や上下を使っているようで、
手首をつけているままではそれが使えず、
それが指の単独負債となっているのではないか、
とうねうねしながら力を分散している手首を見ながら思っている。
小指が無意識に伸ばされてスタビライザーになってたり、
指の運動は機械的なものより、もっと有機的な運動のような気がする。

(指の移動距離、ホーム段からの移動距離の総計だけで、
指の負担は測定したことになっていないのではないか、
と思う。ほかに測定の基準がないのが問題だが。
そして指そのものの筋肉より、
前腕部分の腱のほうが腱鞘炎になりやすいと思うし)



これまで、親指シフターたちが手首を浮かして打つ、
ということに疑問を抱いてたのだが、
「肘を脇や前あばらにつければ浮かし続けられる」
という解に気づいたので、
しばらく実験していきたい。
ていうか、これを最初に親指シフターは、
知らない人に言ってあげたほうがいいんじゃない?
(それともシフターは手首を浮かしては休んでいるのだろうか?)
posted by おおおかとしひこ at 14:37| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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