2018年12月24日

【入力全般】入力沼はなぜあるのか

ボールペンや万年筆のように、試し書きできないからだと思う。


いいキーボードを買いたくても、
まず店頭で触れない。

僕のオススメの、
hhkb JP/BT、
NiZ Plum 75、Atom 66、
マジックフォース、
すべて通販だ。

KinesisやElgoDoxは、実物を見たこともない。
左右分割キーボードに至っては、
バラッコを池袋ビックカメラで触れる程度だろう。

楽器や筆記用具を買うときに、
触れないってある?
ないよね?


仮にそれが店頭で触れたとしても、
自分のマシンに繋げられないのも問題だ。
ほとんどの高級キーボードでは、
アクチュエーションポイント(認識点)が、
フルストロークの真ん中あたりにあり、
底打ちせずとも打鍵を認識するように出来ている。

とくに黒軸は独特で、
「底打ちしない前提の半ば打ちのまま打鍵する」
という特殊な軸なので、
それが使いやすいかどうかは繋がないと分からない。
(この特殊性ゆえに人気がないが、
そもそも黒軸を繋がずに展示している店はバカだ)

その、「押し始め、認識点、底打ち、戻る」を、
試し打ち出来ないのは、
音のならないピアノを展示しているのと同様だ。

ピアノは高い買い物だから、それをする権利を許されている。
人がきちんとついてくれる。

キーボードはそうなっていない。


ボールペンは一本100円から500円程度だ。
買ってダメでも捨ててもいい値段だ。

キーボードは数千円が安い価格帯で、
高級なものは1万、hhkb BTは3万、
ミュートロンにいたっては5万(廃盤)だ。
買ってダメでも捨てていい値段ではない。

それでもより良いキーボードがあるのではないかという幻想が、
キーボード沼の住民を動かす。
リアルフォースでエンドゲームの人は、幸いかもしれない。
僕は持ち歩ける最高のキーボードが欲しい。


パームレストや吸振マット、
チルトや逆チルトなど、ギアやセッティングでも、
打鍵感や疲労度はずいぶん変わる。
これも出来れば、代表的なものは店頭で試せるようになっているといい。


配列もそうだ。
試し打ちがバンバン出来る環境を整えたほうがいい。

理想はワンクリックで、
qwertyやdvorak、親指シフトや飛鳥や月や新下駄や薙刀式やカタナ式に変わるような、
かつ印字がキーボード面に出るようなものがいいけれど、
それはやりようがないのでこの際おいておく。
(Yogaのソフトキーボードがその可能性を示唆したが、
セキュリティの関係でキーボードは既成のものだけだそうだ。ファック)

実際のところは、
Dvorakjで少しずつ切り替えて、
画面に配列図を表示する、
みたいなことしか出来ない。
それは配列のことにそこそこ詳しくないとやらないことだろうなあ。



入力沼の問題は、
「色々試して、捨てる」が困難なことにある。

キーボード一台買っちゃったら、次変えられない。
配列覚えたら、次に変えられない。

ボールペンや楽器を試すような気軽さがないのが、
入力沼の問題だ。


どうすればよいのか?

自作キーボードの実店舗、遊舎工房さんの実店舗が立ち上がるらしい。
そこで自作キーボードに触れるようになっていると、
だいぶ理想に近いかもしれないね。
自分の本体に繋げて、試しに打てるようなスペースがあると最高だなあ。
キーマップも印字がチートシートがあれば言うことなしだ。

物理はまあこれでなんとか。

あとは論理配列。
こればっかりは、手で馴染むまでかかる。
この動きの遅さが、配列が難しいところなのだろう。
posted by おおおかとしひこ at 15:57| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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