薙刀式は文字を打つだけでなく、
入力総合環境をデザインし直している。
文字以外の機能キーの一覧を作ってみる。
シフト スペースキーを押しながら何か(SandS。英数でも有効)
変換 スペースキー単打
次候補 スペースキー単打、T(←をバインド。縦書き)
前候補 Y(→をバインド、縦書き)
BS U
エンター VM同時押し(一方を押しながら他方も可能)
IMEオン(かな) HJ同時押し(一方を押しながら他方も可能)
IMEオフ(英数) FG同時押し(一方を押しながら他方も可能)
シフト← スペース+T
シフト→ スペース+Y
↑ DF押しながらJ(変換中は文節移動、縦書き、以下同)
↓ DF押しながらM(変換中は文節移動)
シフト↑ DF押しながらK(変換中は文節の伸長)
シフト↓ DF押しながら[,](変換中は文節の伸長)
再変換 DF押しながらI(選択領域を変換モードへ)
確定してエンド DF押しながらH(上と組み合わせると便利)
エンド DF押しながらN
ホーム DF押しながらY
カタカナ変換 DF押しながら;
ひらがな変換 DF押しながら/
ここから以降行消去 DF押しながらU(BSキーの裏)
ESC DF押しながらP
アンドウ JK押しながらZ
カット JK押しながらX
コピー JK押しながらC
ペースト JK押しながらV
保存 JK押しながらS
リドゥ JK押しながらA(これだけデフォバインドと異なる)
PgUp JK押しながらF
PgDn JK押しながらD(この組み合わせは縦書き用)
僕が特によく使うものを列挙してみた。
30キーとスペースだけでなんとかしようとしていることが、
伝わるかと思う。
もちろん、デフォのBSやカーソルやエンターは生きてるし、
CtrlやAltやWinを押しながらのショートカットは、
qwertyが生きるように設定してあるので、
全選択(CtrlA)や別名保存(シフトCtrlS)なんて注意のいるものは、
もとのバインドを使っていただきたい。
これらの機能キーは、
出来るだけ単打に入れておき、
無理なら2キー同時押しにし、
さらに無理なら編集モード(2キー押しながら何か)
に定義している。
つまり薙刀式とは、
文字単打面、
文字シフト面、
編集モード1面、
編集モード2面をもつ、
4面の配列だとも言える。
(さらに例外的にエンターやIME操作の同時押しがある)
こういう考え方は、
配列では主張されなかったことが多い。
そもそも機能キーだけは勝手に定義している人もいるから、
文字領域だけその配列で、
とユニットとしての配列が扱われてきたのかも知れない。
(たとえばkouyさんは、新下駄をorzで定義して、
真ん中列を機能キー、変換をエンターに定義していたりする)
僕は文字を打って終わりではなく、
変換確定したり、
その後リライトするところまでが文字の入力だと僕は考えるので、
「薙刀式の手で使う機能キー」
という考え方があると思ったので、
公式化しているわけだ。
もちろんTYUに別の機能をぶっこんだり、
編集モードを改造したり、
JISキーボードで親指キーを活用しまくったりしても、
全然いいと思う。
僕は標準のMS-IMEしか使っていないが、
ATOKにはまた別のバインドもあるだろう。
エディタによっては別のバインドもあるだろう。
(TATEditorの「この文を選択」コマンドとか超便利だけど、
殆どのエディタにはない。
またCtrl↑↓の文節移動はワードにはあるが、
他のエディタにはあまりない)
それらに合わせて改造することもどんどんどうぞ。
2018年12月29日
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