2019年01月02日

箱根駅伝で、腐女子の気持ちがちょっと分かった

タスキを渡す瞬間の尊さがちょっと分かった。


今まで僕は、
男同士のこういうシーンは、
「自分が走っているつもり」で見ていた。
だから、
「走ってる途中なんだからそんなもんにブヒブヒ言うなよ」
と思っていた。

だがそろそろ年だから、
そんなに走れないことが分かってくるので、
「自分より凄いやつらは凄いなあ」
と素直に見ていられる。

つまり、感情移入(他人を自分だと思うこと)ではなく、
他者を見ている思いで見ていた。

すげえ他人が、すげえ他人にタスキを渡す瞬間の、
すげえ人同士の絆は尊い。

「もう自分がいけない領域」
の人達同士に、萌えは発生するのかもしれない。



BLの対象は、自分と近い共感には起こらないのだろう。
自分と遠いから起こるのかもしれない。

百合豚の気持ちも同様にわかる。
キモオタ豚おっさんほど、
可愛い女の子同士という、最も違う世界に咲いた花を、
尊ぶのだ。

高嶺の花を、取りに行けなくなった人が、
花を望遠鏡で愛でるのが、
そういう人達の思いかも知れない。

孤独な花がいるのは可哀想だから、
花同士がわちゃわちゃやっている、
幻想を持ち続けていたいのだろう。

乃木坂や欅だってリアルは色々あるのだろうが、
表面上はずっとそれを演じている。

演じていないスポーツの世界に、
そういうものが現れるのが、尊いのだろう。


僕は腐女子ではないので、
永久にその気持ちを理解できないかも知れないが、
僕は外側からの視点でそのように認識した。

なぜそういった人たちが金を持ち、
ある程度市場を動かすようになったのか、
つまり「一般の」客がどう減っていったのかを、
考察するにはここではページが足りない。


あと、VJA(VISAグループ)のCMが、
正月で見たCMのベストです。
(正月CM批評はまた別記事でやるかも)
posted by おおおかとしひこ at 09:34| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。