ブラインドタッチそのものを習得することを、
とても難しいと思う人は、
簡単と言われる配列をやったほうがよいと思う。
前記事にも書いたけど、
qwertyローマ字や親指シフト(ニコラ)は、簡単ではないと思う。
行段系ローマ字が一番いいかもしれない。
ブラインドタッチそのものを難なくいけるよ、
という人は、
新下駄も飛鳥もJISカナも、スラスラ打てると思う。
多くの、配列変更などしようとする人は、
qwertyローマ字をブラインドタッチ出来る人だろうと思う。
JISカナがいける強者がいたりもするだろう。
「一回できたんだから他もできる」
と思ってやるのだと思われる。
しかし調査によれば、
そんな人は日本人の3割しかいないのだ。
残り7割は、ブラインドタッチが出来ない。
どうやってるかというと、
キーボードを見ながら打っている。
だったらフリックのほうが楽だという最近の若者の主張もわかるし、
だったら行段系ローマ字のほうが楽に打てると思う。
(カタナ式、SKY配列、けいならべを僕はオススメしている)
別に、
ブラインドタッチが世の中で必須だとも思わない。
速く正確に打てて、
邪魔にならなければなんでもいいと僕は思う。
(そういう人にとっては、
薙刀式でも難しい配列かもしれない)
一方、ブラインドタッチなんてすぐだったよ、
という人なら、
親指シフトだろうが飛鳥だろうが新下駄だろうが、
月だろうが、もちろん薙刀式だろうが、
使いやすいのをやればいいと思う。
ちょっとやってみて違ったら別のをやってもいいと思う。
「ブラインドタッチそのものを習得する能力」
というパラメータが、人によって違うと僕は思う。
ピアノなどの楽器経験者は、
これの初期値が高いような気がする。
親指シフトが習得期間に関してはデータが多いと思うけど、
一ヶ月でいけたという人もいれば、
半年や年単位かかっている人もいる。
僕の場合を言うと、
楽器はやってなくて、絵をずっとやっていた。
だから右手だけが器用で左手はダメダメだ。
そしてブラインドタッチは20年くらい出来なかった。
何かの遊びを除くと、左手薬指のみを自分から動かそうとしたことは、
一度もなかった。
qwertyローマ字のブラインドタッチを始めようとして、
その難しさに怒りを覚えてカタナ式を作り、
ついでに薙刀式を作ってしまったぐらいだ。
それくらいブラインドタッチ弱者である。
今でもqwertyローマ字はキーボードを見ながら打っている。
無刻印じゃ打てない。
ほかの配列を研究しようとして、
下駄配列、飛鳥配列、新下駄配列、親指シフトを、
打てるようにはなったが、
本格使用にまでは至らなかった。
僕の指の能力が足りないと感じたからだ。
難易度は、
自分との相対距離で決まる。
新下駄や飛鳥は僕の指に余った。
僕にとっては、難易度は高かった。
JISカナは触ってみたが出来なかったので、
さらに難易度が高いのは確実。
新下駄のkouyさんが、
新下駄がイメージだけで難易度最高と言われることに、
困るなあとツイートしていた。
僕は、各自が触ってから判断すればいいのに、
といつも思う。
でも、「ブラインドタッチそのものの習得」が苦手な人は、
イメージだけで敬遠した方が無難だろう。
親指シフトに半年かかる人は、
新下駄も少なくとも半年かかるだろうし。
もちろんやってみたら案外いけることもあるから、
やっぱり触ってみるべきだとは思うけど。
イメージほど難しくはないと思うよ。
配列の難易度は、
僕には面の数が支配的だけど、
他の人にとっては別のファクターがあるかもしれず、
それはやっぱり触ってみないと、
「自分にとっての難易度」なんてわかりゃしない。
そして当たり前だけど、
「すべての配列をブラインドタッチ出来て、
比較できる人」なんていない。
自分の理解の範囲内だけで発言している、
ということを忘れてはいけない。
だから僕はいつも、
自分の立場を明確にして、
僕の視点を明らかにするように書いている。
(だからツイッターなんて短い文で表現するのは、
怖くて出来ないのだ…)
ということで、
ブラインドタッチ強者は新下駄楽勝なので、
もっと触ってみるといいよ。
飛鳥もやって比較してみてくれ!
ついでに薙刀式と比較してくれると最高だ!
7割側の人は、行段系ローマ字がオススメかな。
前記事の2面のカナ配列も、触ってみるといいかも。
もちろん、
気にいる配列があるかもしれないので、
気になったものを触ってみることはとても大事。
ブラインドタッチは出来るけど、
他に移行するのは大変そうだ、
という人は、
イメージや噂なんて気にせずに、
実際にその配列が何を大事にしているか、
何を犠牲にしているか、
一次情報に当たった上で、
納得できる配列をやるといいと思う。
結婚と同じだし、離婚も重婚もOKです。
人と同じで、噂やイメージは大抵間違っています。
イメージだけで新下駄を敬遠するのはもったいない。
単打の凄さ、シフトからのアルペジオの爽快さという、
魅力溢れる配列であることは経験者として保証する。
同時打鍵なんて全然難しくない。
パラメータをいじって80ミリ秒くらいから始めれば、
全然楽勝。
イメージだけで飛鳥を敬遠するのはもったいない。
言葉が連続シフトでつながっていく面白さ、
打鍵が速くないのに速く打てている面白さは、
飛鳥の魅力だ。
30gのいいJISキーボードさえ入手できればまたやってみたい配列。
(実質リアフォの旧世代しかないのか?)
このふたつよりも、僕にとってはAZIKのほうがずっと難しい。
JISカナは…よくわかってない。
親指シフト(ニコラ)は逆に、
とっつきやすいけど、その後が難しい配列だと感じた。
運指に問題があることは度々書いている。
もっとみんなブラインドタッチについて、
自分の指と相談してみればいいのに。
最初に覚えるのがqwertyローマ字だから、
ブラインドタッチがキツイんだと思うよ。
最初に覚えるのは、カタナ式とかつばめ配列で十分さ。
2019年01月12日
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