障害と一般には呼ばれるけれど、
トラブル、
悪意による妨害、
自然で起こる困りごと、
宿命的な欠陥、
などなど、いくらでもパターンがある。
21世紀になったって、
渋滞には捕まるし、
雪で電車は止まるし、
家が火事になることはあるし、
転ぶことはあるし、
誰かの悪意で妨害があるし、
法律には抜け穴がありまくるし、
競争しなければならないし、
不運はある。
困ったことは必ずどこかで起きている。
それを乗り越えなければ、
目的を達成できない場合、
人はなんとかしてでも、
それを乗り越えようとする。
そうまでして、と動機の強さを具体的に表現するのに、
障害を使うといい。
障害はだから、腹立つやつにするといいよ。
たとえば自販機に一発でコインが入らないと、
ちょっと腹立つよね。
それを障害にだって応用できる。
主人公が急がないと試験に間に合わない、
というときに、
駅でパスモが切れていて、
一万円札しかなくて使えなくて、
切符を買おうとして、
自販機にコインを入れようとしたら弾かれて、
500円玉が転がっていったっていいんだ。
腹立つわーわかるわーと思ったら、
次に主人公が何をするかで、
その動機の強さを表現できる。
500円玉を追っかけてもいいし、
それを諦めてもう500円で切符を買ってもいい。
後者の方が、割り切りを表現できるよね。
障害はだから、普段腹立つことを、
どれだけ経験してるかできまる。
リア充は脚本を書かない。
こんな小さなディテールにまで魂を込めることはしないだろうね。
とにかく色んなことを乗り越えよう。
大枠を乗り越えるのがプロット段階のことだとしたら、
こういった小さな障害を与えるのは、
現場レベルのことかも知れない。
思いの強さは、乗り越えた障害の量と質で、
測ることになるだろう。
2019年01月27日
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